監督 張徹
出演 姜大衛(デヴィッド・チャン) 狄龍(ティ・ロン)汪萍(ワン・ピン)谷峰
1970年香港ショウブラザーズ
お子様につきあったあとは、なにかガツンと大人のエンターテイメントがほしいと思い、これを見ました。大満足!!
タイトルバックの、白黒の荒い画面のデヴィッド・チャンとティ・ロンの画像に踊る「報仇/Vengeance!」の文字!
かっこいい。
デヴィッド・チャン、いいですねえ。
自分の資質をよくわかった上で、めいっぱいのカッコつけ演技。
上半身裸の肉体美自慢の俳優だらけの中、彼の細身のスタイルをより強調するようなファッション(服装・髪型供)で、肉弾男たちに負けない激しさで戦う姿が最高にかっこいい。ほかの人と違う、っていうのを強くアピールしている。
またあの笑顔がいいですね。子どもみたいでもあるんだけど、不敵でもあるという。アンファンテリブルな感じっつーか。
この映画の動作は、唐佳はいるけど相棒は劉家良じゃなくて袁祥仁。デヴィッド・チャン演じるシャオロウの得意技はナイフ投げなんだけど、そのナイフってところがまた、彼のキャラクターに合ってる。
戦いながらも相当ポーズ決めにはこだわったと見た。
アクション場面にかぎらず、演出はとにかく彼のナイフの刃のようなかっこよさが引き立つような方向で考えられており、それにまた俳優が心得て応えており、スター映画が(も)好きな私はすっかりしびれて堪能いたしました。
あえていうなら、相手役の女の人が年上にみえちゃうところがちょっと・・ですかね。浅丘ルリちゃんみたいな人はいなかったのかしら。ティ・ロンの奥さん役の人もちょっと・・張徹監督なのでしょうがないってことでしょうか。
ティ・ロンは(デヴィッド・チャンも)京劇の役者の役で、冒頭で芝居をやってるシーンで腹を刺されて死ぬ場面をやるのですが、そういう芝居は実在するのだろうか。というのは、張徹映画ではよくある死に方(殺され方)だから。何か下敷きにしてるのかな。
ティ・ロンは最初の方で見せ場の連続で活躍後、劇的な最期をむかえます。こちらはまた、肉体美見せまくり。その後、そのティ・ロンの弟役であるデヴィッドが登場。出番がくっきり分かれてます。
そしてその後、デヴィッド・チャンのシャオロウがやることは、ひたすら復讐。「復讐こそわが命」(日本版のDVDに書いてあった言葉)。
京劇が上演されている舞台裏での戦いは、彼の身軽さが生かされていて、京劇音楽が盛り上げて、迫力満点。そのあとも、計4人の敵達を順々にかたづけていく場面は、それぞれ工夫されてて、劇的です。
大げさに劇的な音楽も、なんかきいたことある風なのも含め、効果的でした。(同じ頃の日本映画の音楽にかなり雰囲気は似ています)
敵側手下たちの中には、王鍾、王青、馮克安、ビリー・タン君、そしてチェン・クアンタイがいました。チェン・クアンタイなんて、いっぺん死んだのにまた最後の場面に出てました。
特典映像にデヴィッド・チャンのインタビューがありました。姿形こそ映画の中と全然違ったおっさんになってましたが、感じよかった。俳優以外の人生は考えらない、って言ってました。
(それなら余り太らないようにしてもらいたいものだが・・あっ失礼。)
昔の映画は限りがあるので、急ぎすぎずに彼の作品を見ていきたいです。
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