監督 張徹 鮑學禮
アクション監督 劉家良 陳全
脚本 張徹 倪匡
出演 陳観泰(チェン・クアンタイ) 井莉(チン・リー) 朱牧 王鍾(ワン・チュン) 田青 江島 劉家榮(ラウ・カーウィン) 袁和平(ユエン・ウーピン・・どこに?!) 傅聲(アレクサンダー・フーシェン)
1972年ショウブラザーズ
チェン・クアンタイです。
張徹監督の「男らしい」路線を象徴するのがチェン・クアンタイでしょう。
(いや、ほんとはジミー・ウオン先生の方が元祖なんだろうけど、まだちゃんと見たことないし、チェン・クアンタイの方がハンサムなので私的にはこちらが重要。)
今回、激烈なアクションシーンだけでなく、結構大人路線の女とのからみもあり、ああもうほんとに男らし〜い!!です。
1940年くらいの上海が舞台。
1922年に壮絶な死をとげた馬永貞と同様の悲劇の運命をたどろうとする勇士がいた・・というイントロで、これはその馬永貞をチェン・クアンタイがやって大ヒットした『上海ドラゴン』のいわば続編としてつくられたようです。
続編といっても馬永貞は死んでるので、こんどの主人公は仇連環(チョウ・リエンファン)という、売り出し中のやくざの男。
いきなり、大物ボスのボンクラ息子の囲い女に目をつけて、バイクで女の家に乗り込む(ていうか家を壊して突っ込む)!そして女をひっぱたく!!男らしいねえほんとに。
女の人は、ボンクラ息子にまでひっぱたかれて、ほんとにすごい男尊女卑の時代だこと。とはいえ彼女としても、ボンクラ息子よりチョウの方がカッコイイからそっちがいいし、大物ボスとの取引により、正式にチョウ・リエンフアンの女となる。簡単でいいなあ。
チン・リーさんは、リー・リリーさんみたいな可愛い子ちゃん路線でなくて、もうちょっと大人風でそれなり迫力ある方。
チェン・クアンタイとのラブシーンも大人路線で、彼女とのシーンには必ずメロドラマみたいな音楽が流れる。ふたりの間に割ってはいってきたボンクラ息子の手下を殴るときには違う音楽で、殴り終わるとまたサっとムード音楽に変わるという細かさで笑った。
まあしかし、やっぱり、アクション中の表情が一番かっこいいですよ、チェン・クアンタイ。
一人対大勢の圧巻シーンが2つあるのですが、最初のは白い中国服、最後のは白シャツに黒パンツ、黒革ジャンと、衣装も工夫されてます(まわりは青とかグレーとかの中国服集団)。そしてそこに真っ赤な血糊が噴出す、という寸法。
チェン・クアンタイのアクションのいいところは、早すぎないこと。ドニー・イェンさんとか、しばしば早すぎます。決して、踊りのようだったり、ポーズ優先だったりするわけではないけど、かっこいい体の動きを堪能する余地があるスピードなのが気に入ってます。
表情も、やっぱり、普通の芝居のときより全然迫力あって、不敵な笑顔の輝きが違います。
圧巻シーンの1回目も2回目も、チェン・クアンタイはダメージを受けながら戦っているのですね。
1回目はふいうちで殴られた頭が最後まで痛そうだったし、2回目のときは、「薄刀党」の武器のでっかい飛び出しナイフみたいなのですでに腹を刺されているのを革ジャンで押さえて戦ってる。壮絶です。
張徹映画のクライマックスのファイトシーンは、戦いっぷりにドラマがあって、決して「試合」にはならず、今回もほんとに圧巻でした。
大ボスの味方のふりをしながら実は自分がのしあがろうとしているツァンとの戦いが最後の戦いなのですが、このツァンを演じる朱牧のやられっぷりもすごくいい。この人の悪役っぷりはいいですね、いつも。
ボンクラ息子役は、『太太萬歳』に出てた夫の部下役の田青、チョウの手下で唯一裏切らなかったイイ人役が『警察』の王鍾、大ボスの手下に江島やヤン・スエ(短い髪を真ん中分けしてて髪型はヘン)、最後の戦いでまちぶせしようとしているのが、たぶんラウ・カーウィンと、なかなか豪華な面子。
そして、なんか普通のシャツとズボン姿のフーシェン君も、自転車にのってチェン・クアンタイに急を知らせる役で一瞬出てました。
順序逆だけど、『上海ドラゴン』も見なくっ茶。
※細かい出演者情報は、コチラのサイトを参考にさせてもらってます。
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