2018年06月02日

吶喊

岡本喜八監督。
戊辰戦争の話。會津あたりの百姓で、もう明治0年なのに侍となにかおもしろいことに憧れる青年と、薩摩の(たぶん)百姓上がりであちこちの陣営でこづかいかせぎをする、なにかおもしろいことはやっぱり好きでありそうな青年を軸に描かれる。岡本監督は、基本、戦争反対の気持ちがみてとれるので、つい油断・安心してみてしまう。それで裏切られることは今のところはないけれど。薩長が勝ちいくさに乗じて、負け軍に対して狼藉を働くの図をはっきり見せるなど、スタンスが安心できる。それでも冷静、かつユーモアを失わないところが良いですね。これ、ATG映画だった。プロデュースを、薩摩青年役の岡田裕介がしている。だから彼も狼藉を働きそうになるところで、薙刀隊が出てきたのかとも思うけど、そうじゃなくてもきっとそうしただろうな。そういうところも好きなところ。
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2018年05月26日

Raazi

アーリヤ―・バットとヴィッキー・コウシャルという、今個人的にお気に入りの若手俳優がカップルになるという、私的に楽しい映画。ですが、話はアーリヤーちゃんが、インドのスパイとして、パキスタンへ嫁にいく、という、スリリングなもの。アーリヤ―ちゃんは期待通りがんばってくれたし、ヴィッキーも素敵だった。足りない点は、あえていうなら、スパイであることによる葛藤、かな。いや、葛藤はあるのだが、そもそも、なぜスパイになったのかという前提の話が、かなりシンプル。まあしかし、これはこれで、割り切ってるとも言える・・けど・・。比べるのはナンセンスなんだけど、つい、「レッド・スパロー」を思い出してしまった。これはインドパキスタン戦争の初期の頃の話なので、ある程度、しかたない、のかな。でもそれを除けば、いろいろスリリングでおもしろかった。

イオンシネマ妙典にて(Space Box上映会、英語字幕)

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2018年05月20日

29歳問題 (29+1)

香港で初回みて、こんどは2度目。2度目の鑑賞って、いちばんたっぷり作品を味わえる気がする。味わったおかげで、かなり最初の方からいろいろぐっときていたのでした。
どーでもいいことなのですが、エレイン・ジン(女社長)って、映画の中でもエレインて名前でしたね。ほんとにまったく、ザ・貫禄の金燕玲様。彼女がクリスティに話をするシーン、好きです。
この映画は2005年の設定になっており、つまり、この時約30歳ということは、返還のときにすでに20歳すぎだったわけですね、クリスティーとティンロは。そんな時代背景も興味深い。

恵比寿ガーデンシネマにて。

ラベル:2017年
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2018年05月13日

黄金花、一念無明、幸運是我

ひさしぶりにログインしたら、記事を書く画面が変わっていた。きっと改善されているのではないかと思われ・・ます。

《黄金花》。香港電影金像奨で毛舜筠が主演女優賞、凌文龍が新人賞を獲り、香港滞在中にリバイバル上映されていたおかげで、映画館で見られた。自閉症の息子を持つテレサ・モウとレイ・ロイの夫妻、夫が困った性癖(元から。息子が産まれる前から)をもっていたりして、困難にぶち当たるけれど・・という話。テレサは人気のすてきな女優さん、どちらかといえばコメディっぽいイメージ。その彼女がつねに口を一文字に結んで耐えていく姿、発作をおこしたり機嫌が悪くないときにはとても可愛らしい息子の姿が印象的。いちどは壊れた家族関係も最後は修復される。香港といえば、もとから家族を大切に、という価値観が強い社会(映画および、わずかに聞こえる実際の人々の様子からはそういう印象)だし、俳優の名演、演出の良さ(私個人的に好きなのは、水がこぼれて逆回しして凌文龍くんの天使のようなアップがあるあのシーン)などもあり、よい映画だとおもいます。

《一念無明》も昨年金像奨で新人監督賞を獲った作品。これは大阪アジアン映画祭でみることができた。これも、息子が精神的な病を得て家族が壊れかかるけど最後にはもういちど手を携えていこう、とする映画。《黄金花》同様、かなりヘビーな描写が続き、息子を演じるショーンも、久々に超シリアスな役であったろう。おとうさんはエリック・ツァン、おかあさんはエレイン・ジン。ショーンだけ賞がとれなかったんですけど・・。というのはともかく、ショーンもよかったですよ。私が好きなのは、ご近所に住むこどもとの交流ね。一瞬希望が。というかこどもがかわいい。大きくなってあのお兄さんのこと、どのように思い出してくれるかな。などど思わずにいられなかった。

そして《幸運是我》。これは、おととし機内で見て、その次、香港に行ったときに、電影中心で、たしかBCサンデー(日曜日に一回だけ、名画座的に過去の作品を上映する)でみることもできたのだった。なんて幸運な!機内で見て、とても気に入っていたのでうれしかった。
《幸運是我》も、大阪アジアンにリクエストしたけど残念ながら上映はされなかった。これも、家族が壊れている、というか、家族を失った青年の物語、そして彼が出会うのは、家族のいない、彼の母親くらいの年の女性。青年はカルロス・チャン陳家樂、女性はカラ・ワイ恵英紅。金像奨のことばっかりいいますが、この作品でカラ・ワイ様が女優賞。新人監督賞もノミネートされていたけど、獲ったのは上記の《一念無明》の黄進。でも私の中の作品賞は、この作品に渡したい。カルロス演じる阿旭(アキラ!w)は、必ずしも良い子ちゃんじゃない。ちょっとすさんで他人を利用しようとしたりもしている。だけど、彼を助けるのは、結局は他人であるいろいろな人々。カラ・ワイさん演じる女性もそのひとり。でも彼女も、阿旭に助けられるしお互い様。身寄りなく年取っていく女性、というと身につまされるし、実際はカルロスみたいな子があらわれるわけもないんだけど、ふたりの様子をみると暖かい気持ちになる。なおかつ、ふたり以外のいろんな人々すべてにも幸あれ、な監督の演出がとても好き。

《黄金花》で、息子がパニックをおこして暴れる場面、すぐに彼が握り締める用のトイレットペーパーの芯(だと思う)を用意する母、身体ごとで息子を抑える父、そういうことは、実際に起きていることなのだと思うのだけど、これ、父が年取ったらだんだん困難になるだろう、というのも思わずにいられない。また、《一念無明》のようなケースでも、家族(たったふたりきり)だけでずっとやっていくのは非常にしんどいであろうなあと想像する。自分たち家族内でどこまで向き合う、そこからだ、というのがこの2作品。
《幸運是我》は、それらとは違った発想の作品なのだと思う。ある意味、いちばん夢物語かもしれない。でも、そこが良いところで、好きなところなのです。

Yahoo電影のリンク
黄金花 Tomorrow is another day
一念無明 Mad World
幸運是我 Happiness

メモ。
《黄金花》にはボニー・シンが出演している。彼女背が高いのね。テレサ一家と同じ団地に単身で住んでいる設定。若い子ひとりでも住めるんだ!と思ったのだけど、彼女の職業は看護士。だからなのかしら。給料がある程度良い?良すぎない程度に?単身用と家族用は間取りとか違うのかな。同じ団地に両方あるのかな・・とそんなことが気になった。
《幸運是我》は、西営盤や柴湾工業ビルの食堂でロケ。深水埗の今はどんどん変わっている耀東街あたりでもロケをしている。西九龍中心でも!《一念無明》も深水埗。

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2018年05月04日

ジュマンジ

最近は、新作映画もできるだけ見に行くようにしています。
ハリウッド娯楽映画、シネコン、主役ロック様という方、とまあ、アウエーざんまいなジャンルでしたけど、とてもよかったです。
高校生がゲームの世界にテレポート?されてしまう話。最後は戻ってくるのですが、そのときの、ベタニーという、ジュマンジ世界に行くまえには自撮りに夢中だった女の子、彼女の、ある人の言葉をきいての笑顔が忘れられません。感動しました。
あと、個人的におもしろかったのが、時制がナルニア式だったこと。
ゲーム世界はいかにもゲームらしい規則で動いていて、役柄設定されている人物に、現実世界と同じように話かけても全然通じないのとか、おもしろかった。そういうところも、ちょっとナルニア式ね、うん。

たしかトーホーシネマズ日比谷にて。
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スマート・チェイス

サイモン・ヤムがでてくるので見に行きました。主役はオーランド・ブルームですが、中国映画。オーリーと、ヤムヤムと、あと男の子と女の子が、貴重な美術品を無事に運搬する仕事を請け負うチーム。敵側に、シン・ユー釋延能。ヤムヤムとシンユーが見られて満足です。男の子もわりとかわゆかった。機械担当、ドローン飛ばしまくり。そして今回、国内で初めて、劇場独り占め体験をいたしました。

池袋ヒューマックスシネマにて。

公式サイト

公式サイトみて思い出したけど、熊黛林も出てたのだった。彼女、お得な役を取るなあ、いつも。
ドローンボーイはこの人。もう話が終わったあとのシーンで、この人ともうひとりで、豆乳製品のタイアップをしていた。まるでむかしの日活のようなわかりやすいタイアップ。
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2018年04月15日

昼下がりの暴力

『昼下がりの暴力』こちらはモノクロ映像がカッコいい、川地民夫主演作。たまたまヤクザ三下だけど芯からヤクザでないヤクザでいてはいけない主人公。猿島らしきロケが凄かった。
民夫が寝転がってリンゴ投げてるの図がとってもよかった。洋服が似合ってない水島道太郎の、先輩ヤクザの自分勝手なおっさんぶりがリアル(ツイートより)

俳優さん、しゃべり方が安定してるとこちらも安心よね。丹波さん、民夫、雷蔵さん、私の好きな人たちのしゃべり方には共通した安定感がある。。。ような。すくなくともしゃべり方が好きだわ、3人とも。

日活ではほんとうに、やくざやってる主人公がほんとうはヤクザに疑問をもっているのが本気と感じられる。そしてそれを助ける役目は女性で、主人公男のヤクザ性の無さを信じて励ます。今回はそれは稲垣美穂子。
脚本上はというかせりふでは、民夫のやくざへの迷いはあまりはっきり出てはいないんだけど、水島道太郎について「あの人なんだかイヤなの」という稲垣美穂子の反応は正しい、ということはわかっている。だけど先輩だし自分もひょんなことから殺人を犯してしまっているし、ということがひっかかっていて素直に美穂子のいうことをきけない。殺人への拒否感もはっきり描かれていた。味方でもなんでもない、取引相手のやくざが殺されるのみてうなされる、とか。
個人的に、彼の悩みがいちばんよく現れていたのが、美穂子のアパートの畳の上にねっころがって、りんごを放り投げたり取ったり、を黙ってやってる民夫を天井側から捉えたところ。民夫も最高だしカメラも最高。ちなみにカメラは永塚一栄、このカメラのおかげでこの映画は3割増くらいによくなってたと思う。(エラそう)

で、最終的にイヤな兄貴の水島と対決するのが猿島(とおもわれる)の元軍事施設のレンガの中で、声が反響している。日活のサイトには、猿島とは書かれてないけど、そうだと思うんだよねー。近所の人はむかしから夏の海遊びの場所として行ってた、といった話もきいたような気もするけど、それにしても、よくあんなとこで撮影したな。民夫、水島、筑波久子、錠さん、やくざ二人までがロケに参加していた。

日活のサイト
海関係のロケ地としては千葉って書いてあるなあ。
ラベル:日活
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2018年04月14日

七人の野獣 血の宣言

見ようか迷ったけど見てよかった。江崎実生監督らしいキャッキャした感じの楽しい作品。みんなコミカルだけど丹波さんだけひとりずっとスーツにネクタイでかっこよかった😍そしてまさかの啓徳空港着陸映像!見てよかった〜(ツイートより)

ロケは新宿、とんかつの「はなむら」ってどこかにあったよね。そこが写ってた。
丹波さんたちのアジトはゴーゴー喫茶(なんだと思う)の地下で、ミニワンピースで踊りまくるゴーゴーガール?を見上げられるようになっている(でも黒いパンツに模様ストッキング)。ゴーゴー喫茶のインテリアが、アルミっぽい光をうけると反射する紙(なんていうのだろう)を長い短冊にカットしたのをいっぱい下げてある、お金はかかってないけど適度にビカビカしたもので、それがこの映画にもぴったり。
いやほんと、丹波さんが最後までクールでかっこよく、寝るときはランニングになってるのとかもキュン♡だった。
ほかの野獣は、小池朝雄、郷エイ治、岡田真澄、高品格、青木義朗だった。七人なのであとひとりだけど、最後にでてきた錠さんなのか、弓恵子なのか、まあ錠さんよね。
これは、むかし噂にきいた、深江章喜が女物下着姿になる映画だった。あの拷問部屋も、拷問部屋として黒可愛いく一応してあった。
正直、「適度な若さの丹波さんみるか・・時間もあるし」だけで見たけど、意外にたのしかったわ。小池朝雄が「太田(?だったかな)直次郎」とかいう名前なのもなんかおかしかった。この頃の小池朝雄ってほんとに顔がよく動くね。
最後にかわいい盛りの山本陽子inカトリックの尼さん姿が登場。
基本は、ユルい映画ですけど男前(丹波さん)がひとりいたしたのしかった。

あ、それに、最後の最後、香港の映像が。
啓徳空港に飛行機が着陸する映像。ロケ地というわけではなく、使い回し映像でしょうけど、低い建物がならんで海につきだした滑走路があって、低い山がある。1967年くらいのあの映像があるならソフト買う価値あるね。

日活のサイト
ここにある写真のシーン、どれも実際にはなかったから宣伝用写真かな。
クールで洒脱よりもちょっとハズれたかハズしたずっこけ感あり。それが江崎監督テイストだと思う。
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2018年04月05日

2018年2月に映画館で見た映画

とりあえずタイトルのみ。

2月は、川地民夫さんがなくなったのだった。『野獣を消せ』で、黒の革ジャンにグラサンで、もう70年代なんだな、ていう感じのノリの映画にでていて、なのに相変わらずかっこいいね。と思っていたらそのあとすぐ。
これをふくめ、4回もラピュタに行けた奇蹟。

新作は『パディントン2』がとてもよかった。
それと『悟空伝』!デレク・クオック面目躍如。
志保さんの『怪談 雪女郎』もひろいもの。
そして『マンハント』をついにみた。たのしかった。あの踊り最高。
『欲望の翼』も2回みられたし、『オーム・シャンティ・オーム』に立川シネマシティでしばしの別れ(と信じる)を。
ほとんど全部あたりだったね、この月。

パディントン2
大幹部 無頼
最後の切り札
ジオストーム
デトロイト
警視庁物語 聞き込み
欲望の翼(2回)
怪談 雪女郎
野獣を消せ
悟空伝
マンハント
無頼 殺せ
恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム
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2018年04月04日

2018年1月に映画館で見た映画

やはり何見たかくらいの覚書は残したいので今さら書いてみます。あと2か月分、なんとかさかのぼりたい。
見てからあまり間をおかずに書いたブログ記事がある場合はリンクしています。

カンフー・ヨガ  2017年中国・インド 監督:スタンリー・トン
お正月映画っぽくてよかった。ダンスのシーンで、EXO(韓国のダンスグループ)の子がひとり踊りがうまかった。動物もいっぱい。ハイエナとおっかけっこするアーリフ・リー君。ソーヌーさんがもっと活躍してほしかった。

バーフバリ 王の帰還  2017年インド(テルグ語) 監督:S.S.ラージャマウリ
これもお正月にみた私偉いってくらいお正月にぴったりの大作だった。

クイーン 旅立つわたしのハネムーン 2014年インド 監督: Vikas Bahl 製作:アヌラグ・カシャップ
やっと日本の映画館で観られました。みんなの胸に、「ヒドい男」ラジクマールが刻まれたでしょうきっと。

・To Singapore with Love (日本語字幕付) 2013年  監督:タン・ピンピン Tan Pin Pin
大学の企画として無料特別上映。シンガポールにいられなくなった人たちの物語。ドキュメンタリー

恋化粧  1955年東宝 監督: 本多猪四郎
とてもよかったな。池部良さんと越路吹雪、岡田茉莉子、青山京子。みんなよかったし、隅田川の風景も全体にマッチしていて大好き。

・現代人  1952年  監督:渋谷実 (東宝ではないらしい)
これも良さんで、しかも彼の重要作としてよく挙げられる作品。なのですが、個人的にはあんまり。山村聡の中途半端汚職役人がいかにもで、日本のダメおじさん(ちょっと前)なところが気になる心の狭い私。良さんは「アプレ」ですけれどもその世代にもピンと来ず。

・目撃者 闇の中の瞳 《目撃者》《Who Killed Cock Robin》 2017年台湾 監督、チェン・ウェイハオ程偉豪
台湾映画。サスペンスとしてよくできていたけどもう一度見た方がいいかな・・今(4月)になったらなにがどうした話なのか忘れてしまった。基本、他人のやっていることを探っているうち、自分もやってやれ、な話だったと思うけど。主役の人はハマってた。若い監督の作品で台湾では話題作。金馬奨に5件ノミネートされたけど受賞はしなかった。・・今検索してるうちに思い出した。社会の不公平さにより犯罪に走る人の話だったわね、つまり。ブラックな現状を反映しているというか。

・Padmaavat 2018年インド サンジャイ・リーラ・バンサーリ
ディーピカー・パードゥコーンが非常に美しい映画。今ぱっと思い出すのは彼女が最高に美しい(でも悲しい)場面。インドで上映する前にいろいろ騒ぎになり(いわれのない言いがかり、ステイト関係込みの人々から)、インド初日と同日公開が売りのスペースボックス(英語字幕つき、劇場借り切り上映する団体)での上映も遅れたという。ランヴィール・シンも出てます。

・『無頼』より 大幹部  1968年日活 監督:舛田利雄
シリーズほかの作品を全部みてはいないけど、舛田利雄監督によるこの第一作はやはりとてもいいと思う。上野駅の場面もよかったなあ。そういう場面の情緒と、やくざの悲しみ(というより何かで自由になれない若者の悲しみって感じね)が合ってるし、生一本な世間知らずっぷりゆえに渡哲也を肯定してくれる松原智恵子も、のちの寄り添うヒロインより良いと思う。そして全体に、やっぱりやくざ映画な感じがしない。

新感染 ファイナル・エクスプレス  2016年韓国 監督:ヨン・サンホ
新文芸坐で上映してくれたので、やっと2回目鑑賞できた。やっぱりすばらしいなあ。ツウな方(?)はアニメの方を評価されるのかもしれないけど、基本俳優で映画みる方なので、やっぱり、スラっとコン・ユとどんとこいマ・ドンソクという、ドンピシャ配役の素晴らしさ、あと電車モノっていうところも好き。韓国映画、そんなにみていないけど、なんというか、すべてにいろいろきちんとやろうとしているのを感じ、それが良し悪しなのですね。結果的に良い方に(私にとっては)作用しているのがこの「釜山行き」と、先日大阪アジアン映画祭でみた『朴烈‐パクヨル‐』です。

ぽんこつ  1960年東映東京 監督:瀬川昌治
江原真二郎の重要作をやっとみた。のだけど、これ、佐久間良子のお嬢様大学生がよかったなあ。最近、東映東京が60年代に撮ったモノクロ映画、有名やくざ映画でないもの(適当なくくりだ)を見ることが多いけど、お目当ては基本男優、のはずの私なのに、女優さんが明るくクールでとてもよいなと思うことしばしば。この映画では、佐久間さんお嬢様、江原さん労働階級、なのだけど、屈託のない若者同士の交流が、そんな社会的差をふっとばしてくれるのではと素直に信じられるさわやかさ闊達さなのだった。これから成長期、だったからかなあ。
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2018年03月31日

レッド・スパロー

最近結構新作映画みてますね、しかもハリウッド。
宣伝文句に「ハニートラップ」というのが入っているが、しかしそれは実は、的な評判をきき、なんとなく良さげな気がして見に行きました。とーほーのポイントあったし。
そしたら好きなタイプのスパイ映画だったので、楽しめました。原作は元CIA,というのはあとから知ったけど、なるほど、ル・カレ(元MI6)ものを思い出すような、作戦のディテール(思わぬことでつまづくとか。ブーシェ。可哀想)も含めて。なによりロシア人はファナティック、と「西側」が思ってるところが同じね。ああカズンズ。
でも、この映画の中心というか大事なところはそこじゃない、というのはわかります。
非情な世界に入らざるを得なかった主人公女性、そこでどのように行動するか、というのが現代的。よけいなお世話だけど、『0課の女 赤い手錠』の杉本美樹に見せたい映画が、Miss Sloane に続いてまたひとつ。ほんとうかどうか知らないけど、ベッドシーンの編集権は主演女優ジェニファー・ローレンスにある、という話に(ほんとうかどうかは知らないけどそんな話をみかけた)象徴されるような、まっとうな視点。
あと、個人的にとても良いと思ったのが、彼女はスパイで、かつ、二重スパイ的な活動もするので、しゃべることばは「演出」なのではあるけど、基本的に、「ほんとうのこと」しか言ってない、というところ。一番最初の仕事(バレリーナ時代の彼女を気に入ってた人に対する)からしてそうだったですよね。あと、訓練は受けるけど、ただ、命令されたことをやるのかやらないのか、でない我の通し方とかすばらしい。
(しかし、×××と一緒に、というのはウソよね。結果があれだし、そしてさらに彼女もこの件の結果として痛めつけられる。しかし×××ほどではないとはいえるかも)

ジェニファーがバレエの素養があるのかはわからなかったけど(あれ、本人が踊ってるの??)、少なくとも、ドミニカ(役名)はバレリーナだったわけで、それも、すごく効果的な役柄設定。筋肉や肉体的鍛錬は絶対必要、だけどそれだけではできない、職業。

ロシア、ということになっているロケシーンのいろいろもよかった。古めかしい劇場、いかにも社会主義的な(と言われそうな)少し古めの集合住宅、そのインテリアの、一応ボリショイのスターダンサーであるのにすごく豊かとはいえないそれでもきっとほかの人よりはマシなのであろう、といった様子、ロシアじゃないけど、ブダペスト?だっけか、の、プールが入ってることになっている建物の水色の外壁とか。あとまたまたロンドンが出てきたのですが、ぜったい今、ロンドンはロケ招聘を熱心にやってるよね。

俳優的には、ろくに広告も見ずにいってるので、広告に名前あるのに出演してるのを知らなかったジェレミー♡。好耐無見〜。

監督 フランシス・ローレンス
出演 ジェニファー・ローレンス ジェレミー・アイアンズ シャーロット・ランプリング
2018年アメリカ
ラベル:2018年
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トゥ―ムレイダー ファースト・ミッション

ダニエル・ウーが出ているので見に行った、その2。
アメリカで「Into the Badlands」というテレビシリーズをスティーブン・フォンと共に作って好評を得ているからこそ実現のハリウッド映画進出ですね。
今回の役は、ちょっとタンクトップ、あとは半そでシャツの日焼けあとの二の腕がみられるダニエル。
主人公のおじょうさまを助ける役だけど、トゥームに入ってからはいないのが残念。
香港ロケはアバディーンでした。主人公ララとダニエルをつなげる手紙が映ったら、黄竹坑と英語で書いてあって、きゃっ♡でした。あと、ララのおとうさんの秘密研究室に××××××が!わたしも早く買わなくちゃ。

(アバディーンでひこそとララが会うきっかけをつくるチンピラ君たち。でもあんなこと起きないと思う、まっぴるまのアバディーンで。まわりに人いっぱいいるしさ)

ゲームキャラクターを主人公にしているだけあってわかりやすくテンポよく進むし、島のところで、滝から飛行機残骸までのところとか手に汗握ったわ。ひみこのひみつは、まあ、それか・・だったけど。
ララを演じたアリシア・ヴィキャンデルちゃんもかわいかったし、口あけてみてられる作品だった。彼女はイギリス人て設定なのね。ロンドンロケもあり。ロンドンは絶対にロケ招聘に力入れてることを、この映画でも、このあとにみたハリウッド映画でも感じました。たしかにお屋敷も近代的なものも川(これ重要と思う)もあるもんね。

監督 ローアル・ユートハウグ
出演 アリシア・ヴィキャンデル ダニエル・ウー
2018年アメリカ
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2018年03月28日

空海 美しき王妃の謎 《妖猫伝》

監督チェン・カイコー、日中合作。
出演は日本から染谷将太、阿部寛、松坂慶子、そして火野正平。
中国からは黄軒、キティ・チャン、チン・ハオ、そして、『悟空伝』に出ていた欧豪。彼ともうひとりが、フィギュアの男子ペア(そんなのないでしょうけど)みたいな衣装で重要な役をしていてよかった。伝奇ものであり、黄軒くんと染谷くんによる謎解きものであり、ということでなつかしい感じのたのしいエンターテインメントでした。
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2018年02月03日

ジオストーム

ダニエル・ウーが出てくるので見に行った。
ダニエル、「ワンナイト・イン・モンコック」のときみたいな黒のセルフレームメガネかけてて嬉しかった。役名、チェン・ロン。青龍?とか思ったけど違うよね。
主人公の学生時代からの友達で、香港での異変のときに、なにかがおかしいと気づいてその後すぐにナニされる役。なので登場時間は少なかったな。
異常気象に対応する衛星システムを、米中中心で国際協力により世界はひとつとなり構築し、しかしそれを利用して世界を我が手にしようと悪巧みする奴がいる、という話。そのシステムを作った人はイギリス生れのアメリカ人。チームにいる人で役がある人は、イギリス人、メキシコ人、スペイン人?、フランス人、ドイツ人、インド人。異変が起きるとして描かれる場所は、リオデジャネイロ、東京(渋谷と銀座だった)、モスクワ、ドバイ、ムンバイ。
ということで、つまり、ダニエルは、アジア(もしくは中国)代表だったのだね。最初モンコックにいて、車をぶっとばしてセントラルの方まで行ってた、のだと思われます(いつの間にトンネルをぬけたのか)。モンコックは、通菜街かなあ。当然、災害はCGなんだろうけど、あれ、ダニエルもいちおう香港にまでは行ったんだろうか?

主人公は昔からの屈託がある男兄弟なんだけど、これが女姉妹で、さりげなく助けてくれるのが男だったりしたらたのしいのに。というのは冗談ですけど、ま、娯楽作品なわけですね、これって。宇宙冒険物語、なんでしょうね。宇宙遊泳シーンもあったし。しかし、具体的に、衛星の作用がこのようになっていてだから気象をコントロールできる、という説明は少なめだった気が。
主人公兄弟の弟が「シング」の主人公で、この日はこのあと『デトロイト』もみてそちらにはおにいちゃんが出ていたので、『「シング」その後』の日であった。

2017年アメリカ
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2018年02月01日

パディントン2

1は見ようと思いながら過ぎ去り、結局見たことないままですが無問題でしょうとみにいきました。原作も読んでないんですな、これは。概要は把握してますが。
一番ぐっときたところ、それは最後の方で、パディントンが××××に×××の×××××を××られなかった、と言うところ。大事な人のために、て一生懸命やろうとしたことが…ていう気持ちのせつなさ。そのあとは予想通りの展開ではありましたが、それはこういう映画の仕様だからね!決してあの終わりが悪いと言ってるのではありません、それ以外ないと思うし、だけど私はその前のところがぐっときた、ということ。

舞台はロンドンだけど、なにせクマを活躍させるわけだし、ロケをしているにしてもなにかしら加工をしているからか、ちょっと小綺麗すぎるロンドン。監獄内は、実際あんなかんじなのかしら?インテリア建材が木枠だったりするのがいい感じ。どうせならそういうところに入りたい。そして、やっぱりイギリス人、と思ったのが、ピンク色と、お菓子ばっかり、てところです。ムショシーン、よかったね。かなり脱獄広島死刑囚っぽくて楽しかった。

ロンドン、またいつか行けるかなあ。観光スポットにあまり行ってないからね。


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2018年01月21日

恋化粧

池部良と岡田茉利子は、戦争をはさんであえなくなっていた初恋の恋人同士。偶然再会したとき、茉利子さんは「一人じゃな」かった。一方、良さんの下宿先は柳橋の芸者初菊こと越路吹雪とその弟が住む家。初菊ねえさまは、茉利子の存在を知りつつも、戦前からずっと良さんのことが好き。そして茉利子の彼小泉博というのが、ちょっと道を誤ってる人だった…というお話。
人間関係ドラマもきれいにまとまり、川辺の風景から始まってまた川辺で終わる、様々の橋、浅草、下町工場、鉄筋コンクリートアパート、そして大相撲。下町東京の風情と風景もよく、昔の建物の寸法の中ではノッポな良さんがカッコよく、アクション場もキマってて、満足でした。こういうよくできてる話はまとめやすい(笑)。
良さんをめぐるメロドラマは、思い切りのよい良さんと、こんどこそと決意する茉莉子によって最終的にはめでたしめでたし。

大人たちの恋話と並行して、若い子たちの屈託なく可愛い恋愛も描かれる。初菊の妹分の芸者、青山京子たんが。ハキハキしててとっても可愛い。日本髪は自分の髪で結つてると思うけど、生え際のぽわぽわした髪も可愛い。お下げにしてたのも可愛い。そして、みんな羽織を着てて、それがまた可愛かったのでした。京子たんの相手役の子は、定時制に通ってるってことよね。

茉利子と博が住むのは「千住のアパート」と言われてたけど、上野下アパートっぽかった気が。屋上シーンもあり。通り抜けられる入り口が、台形みたいになってたのが特徴。あとで調べたい。

監督はゴジラの本多猪四郎。ロケもいいし、こんな作品も撮れるなんて素敵。


スタンダード、モノクロ。

原作 今日出海「吹けよ川風」→こんなさわやかな原題だったのね。こっちの方があってるけどなあ。
出演 藤原釜足(高級車をもってる社長の役) 中北千枝子(とてもよい、出番少ないけど。茉莉子のわけありをわかってて、訪ねてくる良さんと話ながらサイコロをころがすバーのマダム)
ラベル:1955年 東宝
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2018年01月14日

前科 仮釈放/前科 ドス嵐

川崎の市民センター内にある映像室で2012年にみた。よい劇場なのだがなにせ遠い。
もったいないくらい席はすいていた。アキラの映画のときもすいてた。ゼイタクだったなあ。
横の展示室で、資料映像(といっても、たぶん、裕次郎のボックスについてる特典の、日活ニュースを集めたものだったのではないかと思う)を流していてそれもきゃっきゃっ言いながらみていたが(お仲間がいたため)、我々のほかあまり人がいなかったような・・。

こんど、ラピュタ阿佐ヶ谷で「日活ニューアクションの時代」という特集で《前科》シリーズをやるが、以前川崎でみたのはなんだったのかな?とわざわざ自分のツイログをさがしてみた結果、この2本だとわかった。ラピュタではみたことないのやるといいなと思ったら「仮釈放」だった。そして、シリーズといっても、前科は仮釈放とドス嵐だけで終わりなのであることもこのたび確認。

当時の感想ツイート、貼っておく。

「前科・仮釈放」都電が走ってる頃の新宿で、渡哲也が払った代償の釣りをもとめる話。暗すぎず重過ぎず固すぎず、な渡哲也が新鮮。西口での最後のアクション場もかっこよかった。

「前科・ドス嵐」二本めで私の緊張がゆるんだせいかもしれないが、話のポイントがみえにくかった。メンツも、森光子とか佐藤允とか、謎。でも、ヒロインと渡哲也のちょっとやさぐれた、でも純なところのある関係はよかった。


以上、2012年10月のツイートより。

渡哲也のファンかと言われたらそうとはいえないけど、日活時代の、やくざなんだけども常にやくざがイヤだと思っている風情は好きです。そして、恋人が清純タイプなのも。
ラピュタの特集、できるだけ通いたいけど最近レイトがつらいお年頃。どれくらいいけるかな。

ラベル:日活
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2018年01月08日

クイーン 旅立つわたしのハネムーン

やっとこさ日本公開にこぎつけたカンガナーちゃんの代表作のひとつ(だとおもいますが)。
DVDでとっくにみて、かつ、香港にいったらたまたまやってた(『小失恋、大漫遊』て内容を表す中文タイトルにて)ので、映画館でみるのはこれで2度目。
久しぶりにみたけど、やっぱりカンガナーちゃんが素晴らしい。最初は世間知らずのお嬢ちゃんだったのが、いろんなことに出会って成長していくそのときどきの表情の素晴らしさよ。
そんなラニをふるアホ男はラージクマル・ラオ、けっこう出番あったね。しかし彼がふってくれたから、ラニは変わるきっかけができたわけだから、結果オーライね。
あと、この映画は音楽がやっぱりいいな。インドにいるシーンは少ないし、ふつうの都会のミュージックて範疇にはいるけれどもインド濃度も濃い、その塩梅がとてもいい〜。今回やっと、それぞれの曲の歌詞がわかった(字幕つけてくれてた)のもよかった。最初のロンドンとかヴィクトリアとか言ってる曲、なるほどこういうことだったのね。それでも曲は好きだけど。

そのうち新文芸坐でもやってくれるのを待ってます。

製作 アヌラグ・カシャップ
監督 Vikas Bahl
ウィキペディアのフィルモグラフィーみたら、おもしろい作品にたくさんかかわってて、つまり、アヌラグのチームの人ってことかな。脚本の段階から、クイーンの役はカンガナーちゃんとイメージしていた、て。監督作は、クイーンのあとはちょっとあいてるけど、リティック・ローシャン主演の映画を撮る予定みたいですね。
ラベル:2014年
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2018年01月07日

ぽんこつ

瀬川昌治監督のデビュー作。
ぽんこつ屋(車のスクラップ工場。ぽんこつって、スクラップ作業の音から来てるのだとこの映画では)で働く江原真二郎と、医者の娘でお嬢様大学生の佐久間良子。
佐久間良子が友達とともに、卒論テーマとして交通事情を選び、江原真二郎にも協力してもらって、録音機やムービーカメラなど、当時の最先端テクを利用してあたらしいスタイルの卒論を書く、という話の筋に、いろいろついてもちろん二人はカップルに。江原さんは親を戦争でなくし(だったと思う)スクラップ工場で働きながらも独学で技術を勉強している人。自分たちで未来をつくる、たのもしくすがすがしい若者のお話でした。
この頃の現代劇における女優さんの、テキパキした早口しゃべりが好きなのです。今回も、瀬川監督で江原さん、というので見たけど、佐久間良子もなかなか悪くないです。
若い人が遊びにいくのは、後楽園だったのね、やっぱり。

監督 瀬川昌治
出演 ほかに、上田吉二郎 山茶花究 沢村貞子 小澤榮 花沢徳衛 二階堂有希子(どこにいたんだろう。「ルパン三世」初代不二子ちゃんの声の人)
ラベル:1960年 東映
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2018年01月01日

バーフバリ 王の凱旋

お正月映画初め第一弾は『カンフー・ヨガ』、第二弾は昨年公開された『バーフバリ 伝説誕生』の続編。昨年暮れに公開されていましたが、時間なかったし、お正月映画向きだろうととっておきました。続編というのは、第二の話でなく、『伝説誕生』と『王の凱旋』は上下編、話はつながっています。
伝説誕生もおもしろかったけど、『王の凱旋』は、噂通り、さらにパワーアップしてました。インド本国では、上下の間は2年くらいあったそうですが、1年たたずしてみられた日本在住民は幸せもの。それでも、最初に『伝説誕生』のあらすじ解説映像があったのは親切(日本だけ?インドでもだよね?)。
作品情報を今さら公式サイトで読んでみたら、これは、有名な叙事詩「マハーバーラタ」をベースに「マッキ―」の監督が描いた作品だったのですね。かなり途方もない、荒唐無稽な映像が繰り出されるけど話のベースはしっかりしていて、ドラマ自体にも手に汗握るのもうなずけます。
1作目の、滝をくぐってのシーンとか国母シヴァガミがあかちゃんを頭上高くあげて運ぶの図とかすごかったけど、今回は合戦があるので、そこでほんとにすごい場面が繰り出されます。セットのスケールの大きさといい。伝説の王を演じるプラバースPrabhasもまず身長がでかい。そしてももちろん筋肉もりもり。なだけでなく、ロマンチックな場面の甘さも出せる人。妻となる王女役の人も、自身が怯まぬ勇士であるキャラクターにぴったりだった。
単純に、激走する牛の背中に片足ずつ載せて仁王立ちするだけですごいと思うけど(そしてそれはCG使ってるんだろうけど、CGとか感じさせない勢いとたぶん技術がある)、ほかにも仰天映像がいっぱい。と、安手の宣伝文句みたいだけどほんとにそうなの。そのうえドラマも濃く、といって不要にわかりにくくはなく、むろん音楽・音(バーブバリ!バーフバリ!のチャント)の効果も最高。とにもかくにもめっちゃおもしろかった。
おかわりしたいなあ。

『バーフバリ 王の凱旋』公式サイト
テルグ語、だとおもわれます。
監督・脚本 S.S.ラージャマウリ
ラベル:2017年
posted by ゆずきり at 15:55| Comment(0) | インド映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする