2021年12月31日

2021年に観た映画

1月

半島 新感染ファイナルステージ
燃えよデブゴン 東京ミッション
ホワイト・ストーム(2回目)
双旗鎮刀客
俺は地獄の部隊長
赤ひげ
河内ぞろ どけち虫
ホワイトストーム(3回目)
忘れえぬ想い
星願 あなたにもういちど
追魚
RBG(Netflix)
木蘭従軍
マイ・プライベート・アイダホ(Netflix)
回路(Netflix)

【ドラマ】コブラ会 シーズン3(Netflix)


2月

ホワイトタイガー(Netflix オリジナル)
インビジブル・スパイ(原題 使徒行者2,香港で一度見たので2回目)
示談屋
Delhi Belly (Netflix)
孤独な夜(Netflix)
div>LUDO 4つの物語(Netflix)


3月
東京のヒロイン
世界で一番しあわせな食堂
ちまき売り(大阪アジアン映画祭 オンライン座)
關公大戰外星人(大阪アジアン映画祭 オンライン座)
モンスターランナー『怪物先生』

河内ぞろ 喧嘩軍鶏
河内ぞろ あばれ凧
女が階段を上がる時(Netflix)
ノマドランド


4月
爆裂都市‐Burst City
アンモナイトの目覚め
スタントウーマン
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2021年04月17日

風が踊る

ホウ・シャオシェン監督長編第二作とな。
歌をたくさん使い、こどもや素朴な田舎の人を映し、とても心洗われる映画だった。
お話としては、広告制作会社でカメラマンをしている若い女性が、同僚のなんとなくなかのいい男性と、仕事ロケで出会った男性と、そして自分の夢との間で揺れ動く話。これ、賀歳片なのかしら、最後は恭喜發財の字が。そして女性にもハッピーエンドな終わり方。
同僚は陳友で役の上からも香港人。ロケ地で出会うのはケニー・Bで、こちらは台南出身の役。81年なので主人公の弟が○○に行ったり(たぶん)、こどもに絵を描かせたあとの校長先生(モダン柄のすてきな旗袍にカーデガン!)に言われることとか、まだ戒厳令下なんだな、というのはわかるけど、基本的には爽やかで楽しい映画だった。今年のベストの候補だな。

台北の他、澎湖と鹿谷でロケ。


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2021年04月11日

スタントウーマン

これは、ミシェール・ヨー様の映画ではなく、タイトル通り、スタントウーマンたちのドキュメンタリー。
アメリカ映画界の話ですが。

知らなかったことで、さもありなんと思ったこと。
映画産業初期の頃は、女性の監督とか女性の主役(でアクションもやる人)は結構いた。しかし、産業が大きくなってマネーを稼げるものになると、男性が女性を追いだした、と。さ〜も〜あーりな〜ん♪
そんなこったろうと思ったよ。

今は引退している先輩スタントウーマンたちには現役の若いスタントウーマンたちが話の相手役となり、でもその若い子たちの話もあるし、中堅スタントウーマンたちの話もある。ハリウッド映画そんなに観てないので、あのスタントをあの人が!というのはほとんどなかったけど、それでも、幅広い年代の彼女たちの話、とてもよかった。
個人的には、テレビのワンダーウーマンシリーズをやっていたジーニーがよかった。彼女が、「ずっとあのころのジーニーでいたかった」といって泣く場面でもらい泣き。最高に素敵だわ。

そして、2020年にいたっても、アジア系アメリカ人は、少ししか出てこなかったな。それがこれからの課題ね。
でもたのしい映画だった。

(ガールズムービー、とかきいたようなことはいいません。登場したうちの一人が、「ただのgirl」じゃない、て言ってたから。)
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2021年03月27日

ノマドランド

プロデューサーでもある主演女優とあともうひとりだけが俳優で、ほかは実際にキャンピングカー生活をしている人たちが出演している。
ロケ地は、ネヴァダ、ネブラスカ、アリゾナ、カリフォルニア。カリフォルニアだけに海があり、あとは、すごく広くて特徴ある形の岩がつらなる平原とか、サボテンがぽつんぽつんと立つ砂漠とか、遠くに山脈の見えるところとか。主人公の車が走る映像では、常に、その車一台だけが走っているのを、今気づいたけど後ろから映してばかりいた。同じような暮らしをしている人々が集まり、また出発していく場面では車が連なっていたけど、主人公ファーンはその中にはいない。

もうひとりの俳優は男で、彼はファーンに好意をもっていて、再び家族と住むことにした家にも彼女を招く。自分がふたたび屋根の下に住むことになるとは思わなかった、といいながら。個人的には孫の力が大きいと思う(私だったら孫には負ける)けど、意外とそんなものでは、という気もした。

自然はいっぱいで、ほんとうにすごいんだけど、ちまい日本の町中でずっとすごし好きな行先は香港なので、あんなにだだっぴろっくて夜まっくらなところは単純にこわい。でもアメリカ人はひとなつこいね。ほとんど老齢の人ばかりなんだけど、途中、もうすこし若い「外ぐらし」の人たちに会うけど、あの人たちはどういう・・・・?
あ、あと、アメリカであのようにザ・スミスが支持されてるとはびっくりした(歌詞が良いといって刺青にしてた)。

監督 クロエ・ジャオ
出演 フランセス・マクドーマンド
ラベル:2021年
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2021年03月22日

河内ぞろ 喧嘩軍鶏/河内ぞろ あばれ凧

河内ぞろ どけち虫を少し前にみて、その後、ザムザでシリーズ三作の特集。すごい雨降りの日曜、頑張って未見の二本見に行った。
あばれ凧は舛田利雄監督でなく、江崎実生監督。一部アクションシーンがちょっとスマートだったような。佐野浅夫の事務所でだったかジョーさんがあばれるシーン、ほかの日活アクション的な感じもした。単なる印象ですが。いずれにしても、喧嘩シーンはみんなほんとよう動いてご苦労様。

このシリーズ、昔の映画だから、女性差別やパワハラ恫喝が日常茶飯事で起きているのだけど、今回見たとき、一番気になったのはパワハラと暴力かな。二助(長男だけどこの名前)と多度吉(香川の多度津が関係あったりして)にはそれぞれ「手下」がいて、彼らに対する態度もだし、敵の誰かを捕まえて、こうすると耳の鼓膜が破れる、とかいって実行するの、かなり酷くて、そして当時は主役の箔付けの行為だろうし、てのがね…。昔の映画を見るとき覚悟しなきゃいけないポイント。

喧嘩軍鶏は、喧嘩シーンに必ず本物の軍鶏がいる、ていう趣向。あばれ凧は、タイトルバックに桜が柄の中にある花札三種を凧にしたのを写してたけど凧はそれ以外でてこない。弓恵子が前作の彼氏の話がなかったようになってるのと、浜村純が、前二作では警官だったのが校長先生、とズレていた。

喧嘩軍鶏は、生まれたての多度吉夫婦の赤ちゃんがすごくすごく可愛くて、にっこりしちゃう。赤ちゃんだからだけど。ああいう、ほんとに生まれて間もない赤ちゃんは、どうやって選ぶんだろうなあ。民夫が赤ちゃん抱っこするシーンがなくて残念なり。

喧嘩軍鶏では、三兄弟とも河内弁喋るのに慣れてきたみたい。三作目もやっぱり舛田利雄監督でやってほしかったな。そうすると民夫赤ちゃん抱っこもあったのでは…いや、願望ですが。赤ちゃん用の天井から吊り下げるやつ、三作目では映っていたし泣き声くらいはあったけどね。

喧嘩軍鶏は、上の2人が神戸の弟のところへ行こうとする場面で、大阪街中や阪急梅田駅できっぷ買って電車に乗り込むまでのロケもあり。そういうの好き好き、心斎橋の高島屋も映ってた。

弟の出番は、2も3も少なくて、もうちょっとだけかましてくれると嬉しかった。彼はやはり現代的なのよね、いろいろ。三男坊だから外の世界に出るわけでしょうけどね。


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2021年01月31日

「忘不了」「星願」

どちらも、新文芸坐のセシリア・チョン特集で見ました。
久しぶりに見たけどほんとに良いね。
『忘不了』は、イー・トンシン監督だし何度も見ているけど、らうちんの大人の魅力にくらくら。最初からすごく親切、ルイスがああなった時点ですでに。あそこまでなかなかしてくれる人いないよ。だからこそ、電話の件では結果的に一時的にセシリアを苦しめたけど。
こどもを育てたり家事をするのは大変なこと、という描写もあって良い。
(かたづいてるらうちんの部屋!)
ヤンキーイケメン時代のルイスを見られるのも楽しみのひとつ。

『星願』は、リッチーのいい人ぶり超大爆発、セシリアの可愛さもすごい。設定としては映画ではよくあるゴーストものだけど、こういうことがほんとにあって、大事な人に言えなかった人を言えたらどんなにいいでしょう。と、皮肉でなく思わせてくれる名作でした。

『忘不了』=「つきせぬ想い」
『星願』=「星願 あなたにもういちど」
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2021年01月25日

木蘭従軍

国立映画アーカイブにて、1月24日。
1937年。

木蘭の父は、宮廷から「禄をもらっている」ので、戦争だからと呼ばれたら従軍しなければならない。病み上がりで年寄りなので息子が代わりに行ってもよいが、長男はすでになくなり、次男はこども。そこで木蘭は、sodateyasuiyouni、onnanokotositesodatetaga,honto ha otokodearu。ということにして出征。サファイアを思い出しますね。

でも、木蘭を敬愛する劉は、気づいている。月亮なんとか、て歌を歌い合うシーンでそれがわかるけど、あくまで、酔っ払っている(ということになっている)時のこと、になっている。しかし無事故郷に錦を飾ってあとは、しれっと元に戻って(周りにも正体を明かして)ハッピーエンド。

しかしそういえば、最初に登場したときには、おてんば娘として父にも叱られるし、周りの男たちからも、女だからこそからかわれたりしてたな。

女優さんはベッキー似(お友達says)でキレイ、相手役兼部下役の男優さんも、インド映画でいえばマーダヴァンさん、という、誠実で明るくハンサムさん。
父母はわかりやすい表情演技、よい人たちですねー、みたいな。
あと、中国のローレル&ハーディーといわれているらしい凸凹コンビも。よい戦友もいまいちな戦友も、みなでっぷりしてた。
唐朝設定だそうだが、凸凹コンビ、出征時にはロバに乗ってたな。木蘭も最初はポニー?に乗ってた。小柄な彼女と同じくらいの頭位置の。そういえば、出征時だったか、一日歩いたあと、馬を繋ぎ井戸で水を汲み、馬に水を飲ませてる描写あり。馬にも優しいのです。(当時としてはあたりまえかもしれないが)

クレジットは、中英併記。英語は昔のハリウッド式に「役名…俳優名」で名前はそれぞれ幅いっぱいで。中文は右から左のファンシー文字で、簡体字でなかった。音声はもちろんマンダリンだったけど。
中華人民共和国成立は1949年、これは1937年だから?
全てセットのスタジオ撮影、冒頭鳥を射るのはアニメーション。


posted by ゆずきり at 09:34| Comment(0) | 中華映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月18日

追魚

国立映画アーカイブの特集にて。1月17日。
越劇の有名な演目らしい。大陸でドラマになり、ケニー・クワン關智斌も出演した。
両親が亡くなり無官で貧乏な青年が、いいなずけの実家に引き取られているが、勉強しろと言われるだけでほっておかれている(実はなんとかお払い箱にしたいと思われている)。ひとりでため息まじりに嘆いているのをきき、池の鯉がいいなずけの姿になって現れて、二人は恋に落ちる。

以下、結末に触れます。

いいなずけ(牡丹)の姿が二人そろい、大きな騒ぎに。鯉牡丹は、水の中の先輩たちに助けを求め、牡丹の親からは逃れられそうだったが、天の軍隊が捕まえにくる。結局観音様の助けと鯉牡丹の愛の強さにより、めでたしめでたし。

鯉は水中で千年も修行しているのだそうです。まあつまり、生きているのが修行ということ?
あと、ウロコを剥がされるのが罰とされていた。痛いよねきっと。

物語の時代設定は、宋の時代。
特撮もある。鯉牡丹が人間の姿で水を出入りするのが良かった。完全な鯉の姿はなく、うろこ模様の服を着ているだけ。
袖が長いのをくるくるっと手首に巻くのをみて、チャン・チェンの映画でみんなが弁髪をくるっと首に巻いてるのを思い出した。

女役は、指でいろんな表情をつけてたけど、型があるのかな。

かなり面白く、ふだん見られないものを見られてラッキーでした。

1959年、上海天馬電影製片廠
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2021年01月14日

『里見八犬傳』ほか

京都ヒストリカオンライン上映作オンライン上映作品
ワールド作品のほか、松竹100年に際しての松竹作品、及びこども時代劇を購入。

見た作品
荒地の少女グウェン
魂は屈しない(とても好き)

名刀美女丸
歌麿をめぐる五人の女
忍術御前試合
里見八犬傳 4話まで
新諸国物語 紅孔雀 2話まで
新諸国物語 笛吹童子 2話まで

こうしてみると、全プログラム中.1割くらいしか見てないですね。

『名刀美女丸』が良かった。山田五十鈴のお嬢様が,最高。『お国と五平』みたいな、女が上の身分差ある関係が描かれるが、明るいほのぼの話だった。

こども時代劇、よく出てくる人は錦ちゃんのほか、東千代之介、田代百合子、高千穂ひずる、大友柳太朗。
助監督に、沢島忠、撮影助手に古谷伸の名が。擬斗はたいてい足立怜二郎。編集はたぶん全て宮本信太郎だった。(私がみた範囲では)
野外ロケは、昔のがやっぱり良いですね。
八犬伝はいつか見通したいものです。
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2021年01月12日

河内ぞろ どけち虫

1月11日.ラピュタ阿佐ヶ谷。
フィルムセンターの素材だった。日活にないってことかな。これがシリーズの最初で、あと2本ある。
モノクロ。舛田利雄。川地民夫。南田洋子。安田道代。

神戸瓢介氏が出演もし、河内弁指導もしたそうな。
三兄弟(ジョー、民夫、山内賢)も父の伊藤雄之助も、大げさな感じで河内弁頑張ってる。百姓やらずに、名字だけは変えずに実質婿入りする長男、いやいや百姓やる次男、そして先祖代々引き継いだ田畑屋敷の相続で揉める、といった「ふつう」の話もあった。
posted by ゆずきり at 09:40| Comment(0) | 日本映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月11日

赤ひげ

1月10日、新文芸坐にて。
黒澤明×三船敏郎特集にて。
一本立ての値段にて。そのかわりみんなリマスターされている(たぶん)。

以下、内容に触れています。

周五郎の原作を読んだとき、赤ひげが頑張っていても、やりきれなさが残った。重く辛い読後感だった。それもあって、なかなか見る機会がなかったけど、新文芸坐での特集なら、そして三連休の真ん中の日なら、心の余裕があるので休憩のある長いこの作品も良いだろう、と。

赤ひげ役が、三船敏郎、それも、最近彼の作品をちゃんと見始めたところの私には、頑固オヤジのイヤ味は感じないし、単純に良い人、と思ってしまった。エンディングの音楽も、黒い画面になって佐藤勝のポジティブ音楽が響くし。真面目で正しいことをやるのは良いことだ、と素直に思える。
小説を読んだときの私の想像力が足りなかっただけかもしれないが。

赤ひげのセリフで「貧乏と無知はいけない、という法律はこの世にない」(そういう感じだったと思う)というのがあったが、今は、基本的人権というものが担保されている。しかしそれがフルに実社会には反映されてない。

個々の患者のエピソードを丁寧に追っていて、赤ひげの登場時間自体は多くなかったと思う。長回しも多く、モノクロ画面に、二人の人物が左右にわかれて芝居をする場面が多かった印象。そんなとき、バックのシンプルかつ力強いセットや、人物の目には必ず光があるように撮るカメラなどの凄さも感じるようになっている。

養生所には、衛生上の理由で畳はなく板戸に板壁と硬く塗り込めた(ように見える)土壁がインテリアの主である。保本の背景にも、木目のはっきりした板戸。モノクロ画面だがくっきりした場景。外の世界である保本の実家、田中絹代の居室も、たたみはあったかもしれないが、床の間が板だった。すごくカッコいい…と現代の目には見える。
一方、美食と運動不足のエラい人の家も、板戸なのだけど、こちらには、たぶん金色か銀色で、芒の絵が描いてある。これはこれで激渋くて、ワオ!だった。


根岸明美のこども三人が、人が見てるとでは自分たちに出された握り飯に手をつけず、自分たちだけになると食いつき、誰か来るとまたやめる、というシーンがあった。その後、この子たちが、細板を並べたしきり(なんていうの?)のはじっこの方に固まっていて、家の中から外をうかがい(おっかさんを待っている)、雪が降る場面など、絵心ある画面がいくつも。

かなりいろんな人が脇にでている。西村晃も!ぜいたく病の人のお付きの役で、芒板戸に囲まれた部屋で、赤ひげ三船とも同席してた。
最後の方に出てくる、一家心中で助かった妻は菅井きんだよね。声でわかる。養生所の賄い婦の中には野村昭子や風見章子(たぶん)もいた。二木てるみや杉村春子はまあ達者なこと。内藤洋子が保本のいいなずけの妹役で、たいそう愛らしかった。このいいなずけがどうのこうのの顛末、周五郎っぽい。

貧乏や不公平・不公正は、個人の努力で解決するのは限界がある。それでも解決しようとする人の気持ちが大切である。てことかな。

香川京子が、小説で読んでもよくわからなかったエピソードの主役だった。これは、現代であれば、よく考えて描くべきだと思う。お付きの団玲子たんはめっちゃ可愛かった。
女優はだいたい、地毛で髪結ってたと思う。
男優でいえば、冒頭、加山雄三を案内する江原達治が、ピッタシの役だった。

1965年。
脚本は、黒澤明、小國、菊島隆三、井手雅人の四人になっていた。
カメラ中井朝一、斎藤達雄。
東宝&黒澤プロダクション。



posted by ゆずきり at 12:22| Comment(0) | 日本映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月09日

俺は地獄の部隊長

国立映画アーカイブのあとはラピュタ阿佐ヶ谷へ。
アキラと良平と聞けば行くしかないじゃないですか。

モノクロの戦争もの。昭和二十年、北支戦線。最後はやけっぱち、でした。日活のサイトを見ると、ロケ地は川崎と御殿場となっている。爆弾もかなりつかい、八路軍のエキストラも大勢で、頑張ってる。
アキラはいつも姿勢よく、ナチュラルにカッコよい。アキラ、ちょっと前の回顧本で、日活時代の夢みる、内田良平がいてさ、みたいなこと言ってたね。爆発してるところも駆け抜ける青春だったわけね。

1963年。
posted by ゆずきり at 21:02| Comment(0) | 日本映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

双旗鎮刀客


1990年の映画なのね。
主人公がまだこども(ローティーンかな)で、彼が両脚ブーツ横に剣をさしているいでたちや,砂漠や馬(生きてるのも屠殺されて馬肉になってるのも)といったヴィジュアルはインパクトあり。音楽というか効果音がなんか懐かしい感じ…吹き替え広東語音声盛んな頃の香港映画みたいだった。西安電子音楽研究所、みたいなクレジットあったから、そこが手がけたシンセサイザー音楽ね。

こども(孩哥て名前。こども兄貴、こども君、て感じ?)の剣さばきは、砂にまみれて見えないので神秘な剣ですね。剣法については、カンフーをやっている,内功を鍛えているからできる剣法、との解説がありどんなかと思ったのだけど。基本居合いですね。

親が決めたいいなずけと、彼のやりとりは可愛い。
あと、頼んだ助っ人がこなくて、ひとりで敵を待つこども前に、こどもなんだから大人になるまで待ってやれなどど言いにくる義のある村人もよかった。いいなずけのお父さんもね。

修復したDCPでの上映で、とてもきれいな画面だった。
posted by ゆずきり at 18:35| Comment(0) | 中華映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月02日

ホワイト・ストーム

去年もみたけど今度は新文芸坐で2回目鑑賞。
2回目鑑賞は一般にたのしいものだが、いやほんと、たのしかった。
【最後の方のキメせりふに触れています】

気になる点はミウ・キウワイの表情の硬さ。もちろん上手なんだけど・・なんか話が通じてなさがある。
カルロスと詩雅ちゃんのエピソードは、やはりカルロスが○○という新鮮な展開をみせてほしかった・・気もするが、これはかつてのハーマン・ヤウ監督作品でのカルロスのひどい役の借りを返したのだろうか。とすると、『失眠』での詩雅ちゃんには、まだ借りが返し切れてないよね。
あと、ルイスとアンディとの絆をもう一声なにか描写してくれてもよかったかも。と思わないでもない。

というのは思いつつも、どんどん話がすすむすすめ方がさすがハーマン・ヤウ。みんながびっくりしたあれ、セットとわかっていても、どうなるとわかっていても、どんどこすすめすぎ。上記のようにルイスとアンディのことを描いたのは、最後のあそこでのルイスのセリフを聞き取れた(と思う)から。
「呢個世界、冇你冇我!」
あと、もうひとつききとれたセリフ、あそこにミウキウワイに対してアンディが「おまえに関係ない!」というけどそれは、近年聞いたなかでもっとも強い程度の「おまえに関係ない」だったね。

つまり、がーっとすすめる展開+ベテラン俳優たちの力、が重要なわけね。
そして、こんなに香港映画チックなイケイケギャング映画でも、金培達でも陳光榮でもなく、昔から変わらずの 麥振鴻が音楽担当。(エンディング曲の作曲は違う人。作詞はアンディ)


冒頭クレジット
BONA,太陽娯楽、FOCUS FILMS(アンディの会社)、銀都・・もあったと思う。

原題 
掃毒2天地對決




posted by ゆずきり at 20:36| Comment(0) | 香港映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月01日

燃えよデブコン 東京ミッション

池袋トーホーシネマズ。
新春2本目は香港映画。
旧正月の頃香港でたくさん上映されていた,ファミリーでみられる黒くないアクションコメディ。まさにその路線を狙ったみたいです。
ドニーが主演だけど、王晶もでてきます。当然、王晶は自分のアイディアを出したけど、結構ドニーがダメ、といったらしい。結果、ほんとにたわいないギャグともいえないほどのギャグ(例 ドニーさんが、女優であるガールフレンドが出演しているドラマを何度も見過ぎでいて、セリフ覚えてる)と、アクションだけが残り、よい感じです。こういう香港映画、たしかにいまつくるのきついのかな。日本を舞台、しかもセット感のある日本、ていうのもよかったかも。香港では、いろんな立場がありますからね、今。

谷垣健治監督。

ラベル:2020年
posted by ゆずきり at 19:00| Comment(0) | 香港映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

半島 新感染ファイナルステージ

池袋トーホーシネマズにて。

前作「釜山行き」、今作「半島」が原題の直訳、のはず。
前作は、ゾンビの生態とか、ゾンビといかに対峙するかが中心となっていて、アクションと人間ドラマが半々。
今回もそうなのだけど、ゾンビについては、どうしたらいいかがもうわかっている(完全になくせないが、とりあえずどのようにしたらいいかはわかっている)前提での戦い。それプラス、三不管地域での人間同士の戦いね。

カン・ドンウォンがかっこよすぎて、あまりに絵に描いたような二枚目(前髪はらり、長身、長い銃身の武器を持つ有能なスナイパーぶり、美しい目、言葉少なめ)なため、かっこいい・・うっとり・・とするのと同時に、カン・ドンウォン自身であるってどんな気分なのかしら・・と思ったり。

しかし、彼と、義理の兄とのドラマは良い。カン・ドンウォン演じるジョンソクには義兄に対しての負い目がある。また、ミンジョンに対しても。ミンジョンに対してすぐに打ち明けどのように彼女に返されるか、そして最終的にふたりへの負い目をどのように転化(という言葉がいいかわからないけれど)したのか。さらにジョンソク自身が生き残るというのも映画というフィクションならではで、よかった。そして義兄もすごいね。ジョンソクみたいな軍人でなくてもあそこまでできる。ちなみに、途中から、ジョンソク&義兄ジョルミン、好似ホール&オーツ・・と思ってしまいました。

女子3人は、それぞれ、有能、ていうキャラだよね。かわいくて有能。ミンジョンは、自分の子供はやはり・・だったのかしら。(と理解しているのですが)

監督ヨン・サンホ
ミンジョン=イ・ジョンヒョン
すご腕ドライバーガール=イ・レ
すご腕ラジコン(ていうのかな・・)マスター=イ・イェウォン
2020年韓国
Peninsula
posted by ゆずきり at 16:00| Comment(0) | 韓国映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月31日

2020年に観た映画

★は、この年初めてみたものの中で、気に入った、よかったもの。

1月
Dhanak (Netflixにて「レインボー」)
ジュマンジ・ネクストレベル
家族を想うとき ★
マニカルニカ ジャーンシーの女王
葉問4 完結編 (台湾にて)
沈黙的証人 (機内にて)
小美 (機内にて。チョン・モンホン監制)
Trapped (DVDにて)
パラサイト

2月
フォードvsフェラーリ
淪楽の人(3度目)
男たちの挽歌 (シネマシティ立川にて)
グエムル 漢江の怪物 (アマゾンプライムにて)
Trapped (DVDにて)
ゴールデン・ジョブ (2回目。1回目は香港にて『黄金兄弟』)
CATS
殺人の追憶
やくざ対Gメン 囮
やくざの墓場 くちなしの花
一路有ネイ (DVDにて)
ソン・ランの響き ★

3月
勝手にしやがれ (2回以上目)
レ・ミゼラブル

【大阪アジアン映画祭】
コントラ ★
散った後
短篇: 伏魔殿、雄鶏ものがたり、4x4
少年の君 ★
愛について書く
オッズ
花椒の味 ★
君の心に刻んだ名前
堕落花 ★
ギャングとオスカー、そして生ける屍
チャンシルは福も多いね ★

赤い夕陽の渡り鳥
拳銃無頼帖 明日なき男
ほえる犬は噛まない ★


4月
Drishyam  (Netflix) ★
リクシャー  (Netflix)
ムンバイ・ダイアリーズ (Netflix)

5月
彼女とTGV (配信)

6月
青春の光と影 (レンタルDVDにて。『失業性』もともとはドラマ。レスリー主演)
デッド・ドント・ダイ
タッカー
コリーニ事件
Nasir (配信にて)
蜘蛛女のキス
新喜劇王
ペイン・アンド・グローリー ★

7月
はちどり ★


8月
ジョーンの秘密
サーホー
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー ★
ポルトガル、夏の終わり ★
ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶
バルーン 奇蹟の脱出飛行
追龍


9月
メイキング・オブ・モータウン ★
白と黒 ★
世宗大王 星を追うもの  ★
新宿そだち
赤い闇 スターリンの冷たい大地で


10月

ダゲール街の人々 ★
博奕打ち 不死身の勝負
赤毛
誰がハマーショルドを殺したか
異端の鳥
暗黒街の対決
この二人に幸あれ ★
TENET
フェアウェル
顔役無用
バナナパラダイス ★
ストゥリー 女に呪われた町 ★
鵞鳥湖の夜
停車 ★


10月から11月にかけての映画祭
【東京フィルメックス】10月から11月にかけて
七人楽隊 ★
デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング ★
日子 ★
照射されたものたち
平静
マイルストーン
Malu(夢路)


【東京国際映画祭】10月、11月にかけて
遺灰との旅 ★
チャンケ:よそ者 ★
弱くて強い女たち ★


【中国映画祭】
リメインサイレント


11月
博奕打ち いのち札 ★ (2回見た)
東京の恋人 (2回目)
魂は屈しない (京都ヒストリカオンライン) ★
風ふたヽび
モンスター・ハント 王の末裔 ★
座頭市地獄旅 (2回以上目)
阿片戦争
ホワイト・ストーム ★
名刀美女丸 (京都ヒストリカオンライン) ★
宮本武蔵 (京都ヒストリカオンライン。溝口健二監督)
アスワン (フィルメックスオンライン)
無聲 (フィルメックスオンライン) ★
ウルフウォーカー ★
義理の姉妹 (京都ヒストリカオンライン)
冬の旅 (2回目)
荒地の少女グウェン (京都ヒストリカオンライン)

12月
当りや大将 (2回目)
戦争のはらわた
無笛
白い閃光
闇に光る眼
忍術御前試合 (京都ヒストリカオンライン)
歌麿をめぐる五人の女 (京都ヒストリカオンライン)
ハッピー・オールド・イヤー ★
白夫人の妖恋
怪傑K頭巾 マグナの瞳 (京都ヒストリカオンライン)
THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女 (2回目)
戦国無頼
太陽、海を染めるとき ★
拳銃0号 (2回目)
街に出た野獣
アスワン (フィルメックスオンラインにて)
幌馬車は行く
中大防衛戦 ★





・・・なにか抜けてるかも。気づいたら随時追加予定




posted by ゆずきり at 23:59| Comment(0) | 映画観賞記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦争のはらわた

新文芸坐にて。
2020年ラスト映画館鑑賞。
日本公開期限ラスト上映。
Cross of Ironという英語題は、ドイツの鉄十字軍章のことだそうだ。
マクシミリアン・シェル演じるプロシア貴族出身者は、これをほしがっている。故郷へ帰って、まわりの人の目がこわいから。プロシア貴族出身、そうか、そういう人もまだいたのねー、と気づいた。

戦闘描写は非常にすごかった。戦車こわい。キャタピラと上部本体のすきまに爆弾仕込むとかのスリルも。でも人はバンバン死ぬし、最後はそうなるのではと思ったらそうなったけど、それは悲しい予想。
マクシミリアン・シェルにゆすられる人は、○○なのですね。彼は非常に悪くも描かれてないけど、弱みをつかまれた人として悲劇のようにも描かれてないね。

強烈強いジェイムズ・コバーン。

英独共同製作なのだそうだが、言語は英語。ロシアは敵で、ジェイムズ・コバーンも、ジェイムズ・メイスン(ちょっと太って貫禄の出た大佐。良かったわ~)も、ドイツ軍人だけどもちろん英語。

全体にすごいなとは思ったけど苦手な70年代風がふいてる気が。
女性の描き方とかね。ロシアは社会主義だから、女性も兵士になるのよね。そこが社会主義のイヤなところ。どうせ炊事と戦闘と両方やれってことでしょ?と。でも、女性だけの隊なのはいいかも。(よくない。戦争反対)
でも以前から見たいと思ってたので、日本公開期限ぎりぎりにすべりこめて、しかも新文芸坐で、その点は満足でした。



監督サム・ペキンパー(アメリカ人)

ラベル:1977年
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2020年11月28日

博奕打ち いのち札

先週の初見に続き、リピート鑑賞。「いのち札」のことを言うせりふのところをもう一度確かめたくて。

桜田二代目が、岩井がなくなって、大森の仕事はやめといたらどうだこっちでするから、と最初に言いにきたとき、「うちの組は姐さんを立てていきます」と、静枝(安田道代)にしたら相談もなく!わかってくれるって言ったのに!であり、メラメラしたと思う。でも結局セイジロウを理解してくれたのは静枝だったよね。桜田二代目に、「それで任侠道が通りますか!」というまでになった道代ちゃん最高。
好きな場面はやはり、恒さんをみんなで送りだすところだね。あれは、せめて若いものには思いを遂げさせたい、と思ったのでしょうけど。「よかったなあ、タケシ」と林雪が、じゃない、遠藤辰雄が言うのも最高。そして、恒さんと一緒になる女の人が、「なにもお礼をするものがない」といって、おかあさんの形見の○○○を鶴田さんに渡すのもいいですね。
あと、若山富三郎がとても良い。辛かったよね・・。

林彰太郎が、鶴田浩二の方の組にいて、終始いい人げな様子なのがちょっとおかしかった。

最後の鶴田浩二と安田道代の「花道」見て、山下耕作監督の『関の彌太っぺ』思い出す。
最後の最後のシーンも良いね。



監督 山下耕作
脚本 笠原和夫
出演 正司照江(遠辰の妻) 
ラベル:1971年
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2020年11月26日

東京の恋人

千葉泰樹監督。原節子特集@国立映画アーカイブにて。

3年ほど前にも見ていたのを忘れて見に行ったが何度見てもよい映画。
いろいろあるけど、なんといっても、勝鬨橋、いいね。みんなが開閉をまっている様、一斉に渡りだす様、交通整理員の掛け声。

はるみちゃんは、おかあさんが出てくるけど、ほかの登場人物、原節子も、三船敏郎も、小泉博トリオも、親家族の話は出てこない。はるみちゃんを囲んで疑似家族、なのかしら。でも、とにかく、でてこないのですよ、ほかの人の家族は。
ラベル:東宝 1952年
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