2023年01月28日

エンドロールのつづき

Last Film Showが英語題。

パン・ナリン監督。Angry Indian Goddessの監督なのね。それは確か見たはず。

Chalalaという駅の前で父さんのチャイ売りを手伝う少年サマイ(時間という意味)。一生一度だぞと家族ででかけて映画(女神様の映画)をみて以来、映画の魅力に取りつかれる。母さんが作ってくれる美味しいお弁当と引き換えに、映写技師に映画を見せてもらう。友達とはいろんな手を使って工夫して、映画上映を行うようになるが…。

生活の中のあちこちにある光や色に子どもが気づいていく瞬間をはさみながら物語がすすむ。
『ニューシネマパラダイス』は見てないんでね。
比較は出来ないが、フィルムが映すということに力がおかれていた。2010年の設定。


最後の方のフィルムと映写機の行方や、鉄道の行末の話に触れて思ったこと。最初の産業革命あるいは機械化は、人間が手作業でやっていたことの延長、でもだんだんと、そういうところから離れてきているのが最近のテクノロジー(雑な言い方…)。なーんて、すでに言われていることでしょうね。フィルム映画自体も、人間の手仕事から繋がっているテクノロジーと言えましょうか。

お母さんのお料理や、子どもたちの映写環境づくりを丹念に映すの良かったね。
フィルム映画で育った少年は、次のステップへ。


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2022年12月24日

神戸旅行日記 ジャイナ教寺院

二泊三日で神戸へ。神戸在住の旧友を訪ねるのと、香港映画祭2022を一作品でも見るために出かけました。
旧友のおかげで、短い期間にかなりあちこちへ行くことができました。ありがとう。

しかしなんでも忘れるお年頃、記録残すの大事なので若干のメモを書いておくことにしました。

街中の観光地図を見ていたら見つけた「ジャイナ教寺院」の文字。これは行ってみなくては。

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観光名所の北野異人館地区の近くにあります。

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大理石尽くしの立派な外観。
牛乳取ってるのね。

我々が到着した時、ちょうど一人の女性が降りてくるところで、「どうぞ上がって。靴を脱いでね」と教えてくれました。入れたら入りたいけどどうかな、と思っていましたが、声かけてくれたのはやはり入りやすくてありがたかったです。
入り口のところに「靴を脱いでください」の張り紙もあり我々はそこで脱ぎましたが、信者は階段の下で靴を脱ぎ大理石の階段をはだしで上がっていました。
声をかけてくれた女性とすれ違うとき、建物に入る時、ふわっと素敵なお香の匂いが。

一階は一応祭壇ありますがそれほど特徴を出していないフロア。入り口で会った女性に言われた通り、二階に上がる。二階の方が本格的なお堂で、大理石の柱が壁に埋め込まれている。奥には簡単な厨房らしき場所があり、おそらくそこで、儀式やみなさん集まっての食事を用意したりするのでは?と思われた。金属の食器のような、儀式にも使いそうなものが置いてあった。

祭壇の前に、御賽銭箱が二種あり、一つは日本円、もひとつは外国小銭を入れる用。徐々にインドからも人が来るようになったので、とそこにいらした方が仰ってた。下に日本語のパンフレットもあります、信者からの寄進で大理石で建てた、とのこと。

ちなみに、二階は生理中の女性はご遠慮くださいになっています。
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2022年11月28日

すべては大丈夫

フィルメックスにて。
リティ・パン監督。

四分割画面と、監督の初期作のような人形を使った作品。人形は動物のものたのだけど、なかなか邪悪だった。
11月5日
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2022年11月26日

インテグリティ/煙幕

アラン・マック脚本監督、フェリクス・チョン監製の、ICACサスペンスもの。
香港で2019年に見たのをすっかり忘れて見に行った。覚えててもいったけどね。
最初、重要証人のニック・チョンをうっかり逃してしまうカルロス&キャシーちゃんの英皇コンビを見て、あれ?この失敗みたことあるよ・・と思っているうち、同僚同士でかつ、別居している夫婦であるラウ・チンワンとカレーナ・ラムが出てきて、もしや見たことある?とやっと気づいたのであった。

最終的に、あの人がああなるのは、悪が栄えて終わりにならないように、という検閲対策、なんですかねやはり。
ベン・ユンさん演じる人が、いくら予後が短いといってもちょっと気の毒のような・・。

香港は、こども時代の絆でどうのこうの、て話多い気がする。この頃はないけど、「孤児院」で、というパターンも過去結構あった気がする。

ラウ・チンワンが有能だけど危ない橋もわたりすぎるやりすぎICAC員で、イケナイことをしろと言われたキャシーちゃんがたじろくところで、係就係、但係・・といっていた。

すごくよくできてたのかはわからないけど、空港で「老婆」と書いた紙をもって待ってるらうちんが可愛いし、メンツ的に、アニタ・ユン、方中信、ニック・チョン、カルロス&キャシーと、だいたい好きな人ばかりだし、しゃべりつづけるらうちんを見ているだけで楽しいので、鑑賞体験的には楽しかった。
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2022年11月19日

マスター 先生が来る

テルグ語映画。
幼いころにギャングに親を殺されたが、自身も悪党としてのし上がっていくバワーニ(ヴィジャイ・セードゥパティ)。しかも少年院に入れられている子供たちを使って。
その少年院に行かされることになったのが、マスターこと、超ノリのいい大学教授のJD(ヴィジャイ)。二人ヴィジャイの対決!

なかなか歌もよかったし、すべてが自然にノリノリで進んでいく。英語の歌もあったな。

セードゥパティは、いかにも悪役が似合う面構え、一方ヴィジャイは、この人が大人気スターと言われても、写真だけではちょっとピンとこなかったが、あのノリの良さ、踊りのうまさ、身のこなし、なるほどスターなのね。と納得。背は高いんだけど、顔の縦寸が短くて、結果童顔ぽいのですね。

最後は徹底的にいろいろ大掃除をするわけだけど、結構、簡単に回りの人は死んでいき、マスターもちゃんと責任とってムショ入り。
というわけで次作は、「マスターの 監獄風雲」だね!(勝手な予想です)

新宿ピカデリーにて。

監督は「囚人ディリ」のローケーシュ・カナガラージ。
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2022年11月18日

千里單騎追凶 (Deadly Chase for Justice)

ツイートより:
1977年製作、昔の香港や澳門のロケもあるけど日本のロケがみもの。糸魚川喧嘩祭り、温泉、横浜中華街、そして鹿村さんち設定の洋館がとても気になる。どこ⁉︎チャーリーとヤンスーのスキー場対決、香港では撮れない絵よねえ。

今年の初めの国立映画アーカイブでの特集上映でみた「跳灰」が1976年、そのわりとすぐあとの作品だったのか。
チャーリー・チャン陳惠敏が、鹿村泰祥と共演&監督していて、香港や澳門だけでなく、上記のように日本ロケが大変に充実している。昔の日本を見たい人にも薦めたいくらい。

お話は、チャーリーとロー・ホイパンが刑事の同僚兼親友で、ホイパンが新婚旅行で澳門に行ったときにギャング(たぶん捜査上の恨み?かしら。すでに記憶が・・スペイン語字幕だったし)に殺され新妻も重体に。絶対にホイパンの仇を討つ!と心に誓ったチャーリーは刑事もやめて、ギャング(鹿村さん一味)を追って日本へ。チャーリーのせりふは少なく、糸魚川に行ったときの、神社境内のお祭り屋台(食べ物とかこどものおもちゃとか売ってる)をバックにチャーリーが歩いているのとか、国鉄(もうJRだったかしら)のローカル線に乗車しているとか、スキー場でスキーしてるとか、なかなか珍しい映像が楽しめた。もちろん鹿村さんがセッティングしたのであろう。半分近く日本ロケだったと思う。
喧嘩祭り(おみこしを2チームに分かれてぶつけ合う)は、日本の各地で行われているのだけど、ツイッターで糸魚川のことをつぶやいている人がいて、それをヒントに画像検索等の上、チームのひとたちの法被で確定した。

ラストバトルは、鹿村さんち設定の洋館の庭で。日本人役鹿村さんが、中華風の服を着て、手下も中国人。うち一人、馮克安だった。
そしてこの洋館、たまたま映画をみて少しあとに読んだ本に写真が載っていてどこだか判明した。
こちらです。
旧本多忠次郎邸

本というのは、「受け継がれる住まい」

もともとは世田谷にあった建物なので、撮影時は世田谷だったのでしょう。本に出ている写真と比べて、壁の飾りが一部なかったり、「まあ空き家だからいいよ撮影に使っても・・」的な様子だった。移築してきれいになってよかった。岡崎にあるかわからないが、庭には東屋的なものもあったようだ。俳優さんらの後ろに屋根が映っていた。
・・・と、チャーリーそっちのけで洋館に夢中になってしまったが、上記したように、映画キャリアをはじめてあまり間がないうちにさっさと自分で主演作を監督するチャーリー、さすがです。

鹿村さんは、香港生まれの日本人なのね。なるほど。(中文ウィキより)
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2022年11月15日

響け!情熱のムリダンガム

なんどりさんが配給している映画。丁寧なパンフレットとシールも買っちゃった。
主人公はインド人だけどピーター・ジャクソンという名前。これはつまり、カーストと関係があるわけですね。

音楽もいいし、良い映画でした。

11月3日、イメージフォーラムにて。
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2022年11月13日

「Making Waves 香港映画の新しい力」

11月9日(水)から13日(日)の5日間、8本の香港映画が上映されました。香港特別行政区設立25周年記念祭、という企画によるもので、世界各地で、若干内容は異なるものの、新しめの香港映画、または過去の名作の4K版が上映されました。

そしてチケット取りが私史上最高に大変で、初日、メイベル・チャン監督もいらっしゃったオープニング付きのチケットが買えませんでした。
会場は文化村のル・シネマ、それも小さい方。足りないですよ!
とはいえ、いろいろな出会い(文字通り。もちろん映画との出会いも)があり、毎日めっちゃ疲れたけど楽しい日々でした。
まとめを書いておきたいが・・今年中にかけるかな・・・。
(続く。続きたい)
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2022年11月06日

恐れと愛の狭間で  

YIDDFin東京、ケイズシネマにて。


原題:誠惶(不)誠恐、親愛的  Fear(less) and Dear



麥海珊監督。

ご本人のサイトもあるようです。Anson Makで検索するとたぶん出てきます。

ツイートより:
子持ちの三香港人に、2019年後の気持ち・考えをインタビュー。恐れと希望、恐れと自由についての質問を必ずしている。貓友、という言葉を知った。

2020年の作品で、香港芸術発展局の援助を受けている。撮影時はたぶん2019年終わりから2020年くらいか。2019年の理工大の件が終わったあと、理工大付近に残る事件の跡なども映されていた。
2020年6月30日よりも前に三人への取材をしたのだろうと思う。

アンソン・マック、若い映画人をとりあげたRTHKの番組で、メインの歐文傑監督とともに、少し取り上げられてた。歐監督はカナダ?に行ってしまったようだが。ハイブロウな芸術家、というイメージだったが、こんな地道な作品をつくり、また、今回見たこの映画の挿入歌を自分で歌ったりもしていておもしろい。
インタビューされている三人のうち一人だけが香港に残っているらしく、映画の中で、「これから何か書きたい」と言っていたとおり、作家になられたようだ。また、その方は猫を4匹飼っていると言っていたニャ。

三番目の人は、2019年頃は、早産で生まれたお子さんがやっと平均的な成長をとげたくらいのときだったからか、気持ちはあっても、実際の活動は、大規模デモに行ったくらいだったようだ。この人の話が、個人的には一番親近感があった。こどもはいませんけどね。
ラベル:2020年
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2022年10月29日

消えゆく燈火 

英語題 A light never goes out、中文題 燈火闌珊。

ともかく最近の忘却力がはげしいので、内容の具体的なことにはわりと触れています。いつものとおり。




シルヴィア・チャンとサイモン・ヤムの二人は仲の良い夫婦だったが、ヤムヤムがなくなり、いつまでもひきずっているシルヴィア。登場したときから、かなりずっと、未亡人の印(というのでしょうか。家族を亡くした女性が髪につける白い花かざり)をつけている。
娘は3年越しの交際相手との結婚を考えているがまだ母には告げていない。
ひょんなことから、10年前にたたんだはずの夫のネオン工房のカギをみつけ、そこへ行ってみると、人の気配。いたのは夫の弟子だという、誤字の多い若者だった。


昔のネオンの映像を見ていると、ほんとうにそんなにまばゆかったんだ・・と2006年に初香港だった私は思う。香港の夜はちょっと暗い、ネオンはあっても明かりの感じが少しレトロで暗く感じる、と思ったのは、そのときすでにネオンが減っていたからだと思う。


香港は街が魅力で、ほんとうに魅力的で、ただ歩くだけで幸せなのです。街はみんなもの。ネオンもみんなのため。でも今は、個人的に、守れる人だけががんばっている、というように最後のシークエンスをみておもったり。2014年ころ、街は「誰のためのものか運動」ともいえるようなことがあったよね。
あの最後のネオン、どこかに保存されているよね。

シルヴィアことヒョンさんの娘はセシリア・チョイ。彼女は建築関係の仕事をしているようで、結婚したらオーストラリアに移住するそうだ。というのも「現代的」よね・・。才能ある若者の流出。だけど結婚衣装は伝統的なものだったのにはっとした。

ヤムヤムこと阿ビウの弟子を演じるのは、新人らしきヘニック・チョウ。まだすれてなくて、しゃべり方が普通っぽくて、好感度高い。ほんとうにそういう徒弟が、エンドロールで紹介されたネオンしーふーたちにもいるといいけど。Panasonicも、手作りネオンだったのね!


東京国際映画祭にて。
終了後にQ&Aあり。
シルヴィアの配役は、脚本を書いている時点では、(監督第一作を支援する政府資金を獲得できると思っていなかったのでとくに誰とは思っていなかった、決まってから思い浮かんだのが彼女だった、とアナスタシア・ツァン監督が答えていた。
テーマは、家族や近しい人を亡くした人の悲しみを描きたくて、それにふさわしいモチーフと考えたときにネオンがぴったりだと思った、とのことでした。
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2022年10月24日

エドワード・ヤンの恋愛時代

東京国際映画祭にて。

初めてみる映画。初期の作品らしい。現代は「獨立時代」だそうで、主人公は、女子二人だよね?基本。
なかなかおもしろかった。夜の上映で労働と神探大戦のあとだったこともあり、最初はこれは寝てしまうかもと思ったけど、後半おもしろくなってきた。でも、あの劇団の人はイヤだなあ。おかしいとも思えないし。
エレイン・ジン様(すでに貫禄)と陳以文さんが出ていた。
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神探大戦

東京国際映画祭にて。
ワイ・カーファイ監督とラウ・チンワン。英皇でつくってるので、蔡卓妍、陳家樂、湯怡、そしてもちろんディープ・ン兄貴も出演。キャシーちゃんとカルロスのペアがかわゆすぎないでしょうか。ラウチンワンの娘役何珮瑜て人がとてもよかった。結構いろんな作品に出ていたらしいが、名前も顔も認識していなかったわ。これから気を付けよう。
まずは一回目はとにかく「大時代」っぽいラウちんのたたみかけに圧倒される。二回目も見る。そして三回目は、チケットが撮れたら見られます。

ラウちんの役、神探なだけでなく、とにかく求道的。ドイツ語のなにか格言みたいなのが繰り返し出てきたが、なかなか、人間、こうすべき、と思ってもそうできなかったりするものだけど、そこをとことんやるのワイカーファイ流。
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2022年10月22日

RRR

ツイートより

全然前知識なく観に行って、めちゃめちゃ楽しめました!ここ2週間ばかり色々不調だったのも吹っ飛んだ。主演二人の全身を使ったアクション演技それにダーンス!♪アジャイ君とアーリアちゃんも出てた!終演後にお二人と監督を迎え大拍手でした (遠すぎる席だったのでこれでせいいっぱい


以下、内容に触れています、若干。





非常にたのしかった。チャランさんはすごいらしいと聞いていたので、それを確認したかったが、予想以上にステキでした。
以前に「マガディーラ」は見ていたのだけど、あれはもう少し若いときで、こちらの映画の方が魅力爆発している。最初、優秀な警官であるところを見せる場面があるのだけど、そこでの超級戦いぶり(しかも、相手は同胞インド人。イギリス人が上司だから)がまあすごかった。
その後、ビーム(NTRジュニア)と知り合って彼の恋路を応援するときのなごやかな紳士ぶり、ここまでは西洋衣服がバチバチに決まってたのだが、最後に弓矢を持つときには神話的人物らしく露出度多め!そして肩車!

一番盛り上がる(見せ場の)踊り場面が植民地支配者側とダンス競争!イギリス人も踊りだす!というのもなかなかおもしろかった。抗日映画でそういうのあるかなあ・・日本人も現地の人と一緒に!みたいなのを、現地の人側がリードする、というような。

イギリス人に攫われた少女を奪還するチームの作戦もダイナミックだった。それまで飼ってたのだろうか・・えさは上げないでおいたんだよね?

アーリアちゃんは故郷に残してきたラームのいいなずけ。そしてアジャイ・デーヴガンは、ラームのおとうさん役(結構いい役)でした。
たのしかったです。



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2022年10月08日

樋口一葉

東宝の90年
モダンと革新の映画史2 にて。
国立映画アーカイブ小ホール


最初はひさし髪?、半井桃水に褒められる髪、そのあとと、かつらではあるが、山田五十鈴の髪型が全て素晴らしかった。着物の帯締めは、七五三の時に締めたような丸いもの。帯揚げも帯の上に完全に出し、半衿を大きくみせるべく開けた襟元。

雪が、牡丹雪っぽく軽そうな。

清川虹子たんが、酒場の?女。若旦那が飲みに行くとすぐに数人侍るので、侍るのが仕事の人、ね、とにかく。
澤村貞子が流しの太夫さん。

小説を書きたい、好きな人と一緒にいたい。なにもかもだめになったときのなつこがほんとに可哀想だった。

「樋口一葉」の題字と、一葉の原稿、同じ人が書いてたっぽい。

昔の吉原は洋風建築だったのね。
寮(とはなんだろう)から出て本格的に女郎の仕込みに入るみどりが、お歯黒どぶを渡って吉原の地所に入るところ、向こうから渡し板が倒され開いた入り口が真っ暗でそこに番人が居り、向こうへ渡るとまた板が閉ざされる。あれは完全に牢獄へ入るの図だった。

さん公は、表産業が親のお得意だから付き合っていてそれ故に路地の子達からはいじめられている。なぜ?たけくらべ読めばわかるかな

1939年
監督 並木鏡太郎。
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2022年10月02日

俺は流れ星 / 青い芽の素顔

久しぶりのラピュタ阿佐ヶ谷にて。「添えもの映画百花繚乱 SPパラダイス!日活編」から、川地民夫出演作二本立て。

「俺は流れ星」
これはアキラがやりそうな話だな。腕っぷしのある風来坊。サックスを吹く。好きになるのは稲垣美穂子。永塚一栄がカメラで、モノクロの映像はかなりかっこよかった。うすぐらいクラブの店内で、部分的に照明が当たっているところを、狙われていることを意識しつつ民夫が忍び足で歩き、やがて銃撃戦になるところとか。

「青い芽の素顔」
これは小百合ちゃん映画だったんだけど、こちらの方が意外によかったね。
こちらもモノクロ、1961年。新橋か銀座で飲み屋をやってる奈良岡朋子、姉、弟とともにくらす小百合は(みどり。みーちゃんと呼ばれている)西新井橋にあると思われる(バス停がでてきた。新橋行)おもちゃ工場で働いている。弟にピストルおもちゃをもって帰ったりしている。おかあさんが酔っ払い相手にやっている商売はきらい、やめちゃえばいいのよ!が口癖。それは現代的感覚からしても理解はできる、店の手伝いをすると酔客にからまれるから。そして工場の給料をためて大学へ行きたいと思っている。ひとりで映画など見に行った先で出会った金持ち坊ちゃまにして早稲田大学生の民夫と出会い、互いに好きあうけど、自分も大学生だと嘘をついてしまい、だんだん苦しくなってくる。
みーちゃん提案のデート場所は日比谷公園。飲み屋はオリンピックのため立ち退きを迫られている。金持ち民夫が乗る父親の車はオペル。
もう会わない、というみどりを助けてくれるのは弟、民夫との仲立ちをしてくれる。それをみた姉、「おねえちゃん、うれしくなっちゃった」。
小百合ちゃんがいろいろ子供っぽいけど、それもまたリアル、だったかも、すごいぴったりの役。工場のなかよし同僚の一人は松尾嘉代ちゃん。かわいい。
お話は、二人が手を取り合って終わりなんだけど、実際は、社会的身分差とか、飲み屋以外に何で一家四人生きていくのかとか、そういう問題への答えはなく終わっています。でも、若い人が生き生きしたい気持ちのいろいろは表されていた、てことかしら。大学行きたい、てことも民夫に告げていた小百合ちゃん。意思表明だけですが。

https://www.nfaj.go.jp/exhibition/hongkong202112/#ex-57353
嘉代ちゃんたちが働いていたのは、ここじゃないかな。今は松戸に移っている。
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2022年08月07日

プアン 友達と呼ばせて

ツイートより。
#プアン見た 『プアン 友達と呼ばせて』うまく行かなかったことを忘れさるのではなく、もう一度振り返って大事にする事で、良かったことも現在もさらに輝く。前作とは違ってタイのあちこちでのロケも楽しかった。写真は、ティーチイン後に観客を撮る監督
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2022年07月19日

Blue Island 憂鬱之島

チャン・ジーウン新作を、16日初日初回で鑑賞。
クラウドファンディングにも参加し、公開を楽しみにしていた映画。

基本ドキュメンタリーだけど、香港の過去の歴史にも目を向け、現代の若者(俳優ではない)が過去の出来事を再現し、自分達の経験と先人の経験がクロスされる。
その手法も新鮮だし、2017年以降の香港で色々なことに直面しつつ考えてきたのがよくわかる。
国安法が成立してしまった今、希望が大きいとは言えない状況の今、行き先を模索しているそのままを見せてくれた。
最後の連続するカットが重い。
監督が次の作品をまた作れますように。
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2022年06月23日

さらば我が愛、覇王別姫

正確には香港中国合作。湯臣(香港)電影公司?とかが制作。
言語はもちろん北京語。

原作のエンディングは違うらしい。原作李碧華は香港人で、『ルージュ』もこの人の原作。

1993年、初めてこれをみた時にレスリーをただものじゃないとは思ったが「香港」にまでひっかからなかった。ひっかかっていればなあ…といっても詮無いこと。

概要しか覚えてなくてコン・リーのことも、なんとなくしか、あとはサンザシのお菓子くらいしか覚えてなくて、集中してじっくりみた。でも原作と違う映画のエンディングは忘れてたのですね。それだけに、最後のシーンの蝶衣の微笑みが⋯⋯ここで涙


基本的に、蝶衣と菊仙が苦しんでいるのであって小樓は時には圧迫に耐えかねて裏切りをする事で生き延びた。でも、それは誰にでもあり得ることで、だからこそ、裏切らないと生き残れないような体制は間違っている。
いまのしゅう体制ではこの映画上映できるのかな?兵隊の鑑賞態度がなってない描写あったけどそれは国民党だからいいのかしら。

少年時代の少年俳優たちがすごくよくて、それがかなり長い時間あってからのレスリーの登場。あの存在感は誰にも出せない。とにかく最後の微笑…。

葛優、あの背の高い細い袁世卿がそうだったのか。彼は少なくとも、蝶衣を守ろうとしたよね

コンリーはかなり可哀想だったな…蝶衣が逮捕されたときとかにはかなり頑張ったわけだし。小樓の裏切りでやけになってとはいえ、蝶衣の発言が引き金だよね。

少年時代の師匠による虐待はかなり強烈。あくまで修行名目とはいえ。サモハンの『七人楽隊』や『七小福』も厳しかったけどノスタルジアもあるし楽しいこともあるのだけど、こちらの師匠は鬼以外でなく前半はかなり怖い、見てられない、て人もいるのではないだろうか。

日本軍は、京劇の魅力を素直に受け取ったと描かれてますね。すくなくとも将校レベルはそうで抑えもきかせていた、というように描かれていた。
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2022年05月30日

シン・ウルトラマン

興味はあるが期待はしていなかったので、まあこんなもんかしら、と。
そして、政府の人々はほぼ男で背広、禍特隊(科学特捜隊じゃないの、禍威獣なんとか)も背広にスーツ。女性二人のうち一人が中心人物なのだが、昭和のおっさん的態度で膝下見える長さのスカートのリクルートスーツ。リアルならいいってもんじゃないよね。なおかつ、その姿で○○化するんだけど、その間本人は正気でない、という状態なので、かえって周りはなめまわすように彼女の肉体を見られるのよね…服は着てるけど。考えすぎでしょうか。
ウルトラマンが人類に同情的とか、懐かしのポーズを見せてくれるとか、基本、旧作への心得違いみたいのはなかったと思うけど。メフィラス星人は面白かった。ゼットンをウルトラマンが自分で倒したのが雪辱ってこと…?
バルタン星人は続編ななとつてあるのかな。
あと、昔ならいざ知らず、海外の反応がセリフにしかなくて、地球規模の問題なのに、なんとかならなかったのかな。
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2022年05月15日

俺は用心棒

1950年の作品だが1930年代っぽい。と学芸員の人が言っていた。
千恵プロで、千恵蔵、伊丹万作、稲垣浩で明朗時代劇をたくさんつくっていたそうだ。
伊丹がなくなり、彼の生前作品を再構成し「伊丹万作遺稿」として作品をつくった稲垣浩。
国立映画アーカイブならではの上映ではないだろうか。ききとれないところもたくさんあったけど、良かった。最初の方のシークエンスがいくつかとんでいて60分少々。

「鴛鴦歌合戦」にも出ているし、千恵さんは明朗時代劇のスターだったのね。雷蔵さんも明朗時代劇ではとてもかわいくて幸せとのんきを思い切り演じてたなあ。

旅の途中で見かけた猫が気に入ったけど、それ以前に身投げをしようとしていた娘(岸旗江。彼女とてもよかったなあ)を助ける千恵蔵さん。でもやっぱり猫がきになりもどってまで猫をひろってくる。そのにゃんこを懐につっこんだり、おふとんで一緒に寝たり、かわいいっちゃありゃしない。そして「赤西蠣太」にも猫が出ていた、て学芸員の人にいわれて思い出したわ。

成り行きでやくざの親分のうちに飼われることになる千恵蔵さんと月形龍之介の横田横蔵。ついにライバル組との果し合いをすることになり、それがイヤで策をたって必死に武力対決を回避しようとする千恵蔵。そのときのおっかけっこが、道から酒場の中を通り抜け裏口からまた道へ、というのを3回くらいやってたけど千恵さんもその他おおぜいも三回走ったのかしらねえ。で、そのおいかけっこの最中から、突然、千恵蔵の逃亡生活がはじまるのが不思議な感じだった。いままでのは前座でほんとにいいたいことはこれ・・?みたいな。「にげてさえいればなんとかなる」。そもそもやくざの小競り合いを遠くからみているお百姓さんたちとの会話を考えても・・。

でも最後は、ほのぼのハッピーエンド、恋人(にもなっていなかったけど)は待っていてくれたのでした。

横田とともにやくざにかかえられると、おそろの着物(一家の紋入り)を着せられるのだけど、横田は濃い色に紋、千恵さんは白い生地に紋。その着物で、うっかり袖を焦がしてしまい、のあとのシーンではちゃんと違う色のそでをつけていました。

これには橘公子さんがきのふれたお嬢さんの役ででていました。あれは・・なにか意味があるのかなあ。ちなみに香川良介もでていてああ大映だった。香川良介は千恵プロにもいたとな。
橘ハム子さん(と撮影所時代の誰かが言ってたのが誰だか思い出せない)の一代記とかききたかったなあ。

学芸員さんの話からメモ。違っていたらごめんなさい。
・1949年10月、映倫は自ら時代劇は総製作数の25%とすると自粛をきめた。
まだ思い切り時代劇はつくれていない時代だったにもかかわらず、それまでに結構つくってしまったことへの反省?らしい。この映画は50年の映画。そして51年8月、自粛はやめることにしたらしい。
いずれにしても、この映画では、刀は抜くが斬り合いはない。
・ダンセイニの「IF」が元。伊藤大輔が戯曲化に苦労していたのを伊丹万作が引き取った。その結果?「昔を今に」という脚本ができた。
・伊丹万作の戦前作品で、この作品に引用されているものは、絵本武者修行、逃げ行く小伝次、赤西蠣太。

あと、欠落している部分は、

【主な欠落は巻頭の、「幸福の印籠」を入手した主人公が喧嘩で牢に入り、就職口を逃す件り。】とのこと。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/hakkutsu202204/#ex-60457

これ、東映、と書いてあった気がしたけど東横映画だった。

posted by ゆずきり at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本映画@映画館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする